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2020 / 08 / 11  14:29

【online shop】新商品のお知らせ『旅と刺繍と民族衣装 かわいい衣装を探す買いつけの記録とコーディネート』

【web shop】新商品のお知らせ『旅と刺繍と民族衣装 かわいい衣装を探す買いつけの記録とコーディネート』

世界中のどの地域でも、女性がいちばん美しいのは、民族衣装姿だと思う。

着物離れが言われて久しいけれど、外国人の友人によると、それでもまだ日本は日々の暮らしに民族衣装が息づいているそうです。こちらの「旅と刺繍と民族衣装」は、谷中で東欧民芸のショップを営まれているクリコさんの著書。

東欧の民族衣装は地域ごと虹のように少しづつ変化する様刺繍やシルエットが印象的。そのグラデーションは、料理や音楽も通じ、興味は尽きません。歴史や地理の背景を知ると、王侯貴族ではない一般の人びとの衣装の刺繍は、そもそも防寒や耐久性を高めるための糸による補強や補修だったのではないかな。日本の刺し子のように。240ページの本書には、東欧各地から集めた色とりどりの衣装が満載。気になるバルカン地方からは、ルーマニア、ブルガリア、マケドニアがとりあげられています。

幸か不幸かヨーロッパのサイズは大きすぎるので、テーブルリネンを集めるのみでおりますが(ときどき仕事で着るセルビアの民族衣装は、身長を指定して現地から取り寄せ)。同じ趣味をお持ちの方は、見飽きないこと間違いなしの一冊です。

 

 

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2020 / 08 / 07  14:23

【online shop】新商品のお知らせ『セルビアを知るための60章』

【web shop】新商品のお知らせ『セルビアを知るための60章』

バルカン関連書籍は、欲しいときにすぐに手に入るとは限りません。一期一会の出会いがチャンスですが、ひとたびページをめくれば、洪水のような情報のシャワー。

『セルビアを知るための60章』も、そんな一冊。執筆者のなかのおひとりが参加するイベントで購入。30名以上の執筆者が、それぞれの専門分野について筆をとっているので、初めてしることも、知っていたつもりのことも、読み応えます。オンラインショップ開設時に販売を希望しましたが、仕入れ可能になるまでに5ヶ月かかってしまった。表紙の妖精のような服を着て、笛を吹くふたりのおじさん。シュールです。彼らは民族音楽の演奏家。バルカンの民族衣装は男性のものも素朴で愛らしい。よく見てみるとトルコ風で勇ましい。

その背景に興味を持たれた方は、ぜひページをめくってみてください。

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バルカン半島中部の内陸国セルビア。コソボ問題などユーゴ解体後の混乱はまだ未解決な部分があるものの、大きなポテンシャルを有し更なる発展を目指している。東西文明の十字路に位置し様々な側面を持つ国の魅力を、あますところなく伝える概説書。

 

「白い町」を意味する都市ベオグラード(人口は166万人)を首都とするセルビアは、その多様性の故か、私たちにとって、はっきりとしたイメージを描くのがむずかしい。そのうえ、セルビアにはユーゴスラヴィア内戦時に付与された負のイメージがつきまとい、なかなか払しょくできない。それでも、近年は「スポーツ大国」として、さまざまなスポーツでその活躍を目にすることが多い。サッカーの名古屋グランパスで選手として観客を沸かせ、監督としても活躍した「ピクシー」ことストイコヴィチ、現在の男子テニス界の頂点を極めているジョコヴィチのことを知らない人はいない。(はじめに より)」

 

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2020 / 08 / 02  15:50

【online shop】新商品のお知らせ「ブルガリア産ダマスクローズオイル」

【web shop】新商品のお知らせ「ブルガリア産ダマスクローズオイル」

好評のブルガリアンローズシリーズに、最高品質のローズオイルが登場。

原料はバラの中でも「香りの女王」と謳われるダマスクローズ。

世界中の調香師たちに、その芳醇な香りが認められています。

 

ブルガリア南部の「バラの谷」で、朝日が昇る前に一つ一つ手摘みで採集された花びらと天然水だけを蒸留する伝統的な製法では、1キロのローズオイルのために、3.5トン以上ものバラを必要とするいうことです。

ということは、この木彫りの1g入りの容器には、3.5kgのバラが詰まっている。。。。

(ため息)

  

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2020 / 07 / 17  16:21

【online shop】新商品のお知らせ『地図で見るバルカン半島ハンドブック』

【web shop】新商品のお知らせ『地図で見るバルカン半島ハンドブック』

極東のアジア人から見れば、フランスもバルカンもそれほど離れた位置関係ではない。どちらも同じヨーロッパでしょ?と、ひとくくりにしてしまいがちですが、オスマン帝国の400年に渡る支配は『ヨーロッパのなかのトルコ』として、西欧諸国にエキゾチックで不可解な印象を抱かれていたようです。

日本人にしてみれば、バルカン半島は「西洋への入口」ですが、本著の執筆者であるフランス人や、近隣の国にとっては、「東洋の入口」らしい。

身近な他者としての目線は、バルカン半島を観光地や援助対象、EU加盟候補国として捉えていて、興味深い。個人的に関心が高いのは、海外移住先。料理の勉強のため @serbiannight アカウントでフォローしているバルカンレストランは、様々な国に存在し、移民の多さを垣間見ています。

環境やEU加盟問題にも加え、「密売と闇経済」などという章もあります・・・・

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「バルカン半島は、ヨーロッパの縮小反転図である」 -いや、まさにヨーロッパそのものである

100以上におよぶオリジナルのテーマ別地図によって、終わることのない複雑さをかかえるバルカン半島、モザイク国家、1900年からはじまる移民、宗教、ロシアとのかかわりなどの諸相を、現代のバルカン半島地政学のスペシャリストが描く決定版!

「バルカン半島西部はしばしば、かかえこめる以上の歴史を生み出す地域として語られてきた。近年の民族や宗教や国家の対立、極右民族主義的指導者たちの選択によって引き起こされた悲劇を積み重ねてきた重い遺産を、いっきに理解することはできない。くりかえされてきたこのような状況が、本書のふたりの執筆者を動かした。彼らは国民国家形成を特徴づける歴史の一連のシーンそれぞれに位置づけを与えている。社会的にも、共同体にも、政治的アイデンティティにもこだわり、たえず手直しと再構成をくわえながら、マクロ的にもミクロ的にも観察している。(序文「歴史と地理、時間と空間が本書の日本柱である」より ミシェル・フーシェ)

 

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2020 / 07 / 15  17:10

【online shop】新商品のお知らせ『羊皮紙に眠る文字たちースラヴ言語文化入門』

【web shop】

『羊皮紙に眠る文字たち-スラヴ言語文化入門』は、見慣れないキリル文字を使う国々の言葉と、その成り立ちについて、わかりやすい言葉とユーモアに富む語り口で、するりと読ませてくれる本。

そもそもセルビア料理に出会ったのは、英語を忘れないために通いはじめた英語料理教室。ご縁のつながりからセルビア料理人となると、英語の資料から得られる知識だけでは足りなくなる。現地のレシピや料理の背景を知るために、セルビア語を学ぶようになりましたが、そこにはキリル文字という大きな壁がありました。

この壁には、覚えがある。

ロシア文学ではなく英文学を選んで高校時代の進路選択で逃げた壁だ。人生半ばを過ぎ、あのとき開けなかった扉が再び目の前に現れたとはね。あの頃、学ぶことを放棄した言葉を今度は覚えてノックしてみよう。もともと言語学は好物だ。ほかにも青春時代の忘れ物が追いかけてきた人はいませんか。

ここはもう、観念して、一緒に向き合いましょう。

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 古文書から目覚めるもう一つの「ヨーロッパ」。ロシア語などで使われるキリル文字。

この不思議で魅力的な文字の文化と言語の歴史を若きスラヴ語学者がユーモラスな文章で語ります。

 

ロシア語などでおなじみの謎めいた変な文字、キリル文字。この不思議な文字を明治大学助教授、NHKテレビ「ロシア語会話」前講師の黒田龍之助氏が平明に楽しく解説する。著者の体験を交えたユーモアあふれる文を追う中から東欧文化圏成立の壮大な史実が分かる。

そもそも文字というものは、いつ、誰が、どこで考案したか分らないのが普通だが、キリル文字は発案者が分かっている数少ない例です。この文字をめぐる物語は、一つの文化圏が生まれ育つ壮大な史実です。外国語の中でも難解とされるロシア語をこんなに魅力的に面白く解説した本は他にはないでしょう。学問的に正確なことを難しくなく伝える本書は、ロシア語やキリル文字に興味のある人ばかりでなく、欧州文化の基本を知りたいと思う人、必読の本です。各新聞書評でも絶賛されています。木村彰一賞受賞作。(登)

 

 

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