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2020/07/17

【web shop】新商品のお知らせ『地図で見るバルカン半島ハンドブック』

【web shop】新商品のお知らせ『地図で見るバルカン半島ハンドブック』

 

「バルカン半島は、ヨーロッパの縮小反転図である」 -いや、まさにヨーロッパそのものである

 

100以上におよぶオリジナルのテーマ別地図によって、終わることのない複雑さをかかえるバルカン半島、モザイク国家、1900年からはじまる移民、宗教、ロシアとのかかわりなどの諸相を、現代のバルカン半島地政学のスペシャリストが描く決定版!

 

「バルカン半島西部はしばしば、かかえこめる以上の歴史を生み出す地域として語られてきた。近年の民族や宗教や国家の対立、極右民族主義的指導者たちの選択によって引き起こされた悲劇を積み重ねてきた重い遺産を、いっきに理解することはできない。くりかえされてきたこのような状況が、本書のふたりの執筆者を動かした。彼らは国民国家形成を特徴づける歴史の一連のシーンそれぞれに位置づけを与えている。社会的にも、共同体にも、政治的アイデンティティにもこだわり、たえず手直しと再構成をくわえながら、マクロ的にもミクロ的にも観察している。(序文「歴史と地理、時間と空間が本書の日本柱である」より ミシェル・フーシェ)

 

著者紹介 :

アマエル・カッタルッツァ Amaël Cattaruzza

パリ第4大学で地理学博士号取得。サン・シール陸軍士官学校准教授。

『L’ex-Yougoslavie dix ans après Dayton(ディトン合意から10年後の旧ユーゴスラヴィア)』(アルマタン社、2005年)『Territoire et nationalisme au Monténégro(モンテネグロの領土とナショナリズム)』(アルマタン社、2010年)、『Atlas des guerres et conflits(戦争と紛争のアトラス)』(オルトマン社、2014年)などの著書がある。

 

ピエール・サンテス Pierre Sintès

地理学教授資格者。エクス・マルセイユ大学の地理学准教授であり、TELEMME(南欧=地中海、時間・空間・言語ワークショップ)に属する研究者でもある。地中海とバルカン諸国の社会を専門に研究。

 

両者は共同で『Géopolitique des conflits (紛争の地政学)』(プレアル社2011年)を出版している

 

ミシェル・フーシェ Michel Foucher

地理学者で外交官もつとめる。コレージェ・デテュード・モンディアルの応用地政学教授。

『L' obsession des frontières(境界の強迫観念)』(ペラン社、2012年)、『Atlas de l'influence de la France au XXIe siècle(21世紀フランスの勢力地図)』(ロベール・羅フォン社2013年)、『Frontieres d'Afrique.  Pour en finir avec un mythe(アフリカの国境、神話にけりをつけるために)』(CNRS出版、2014年)、『L’Arctique :la nouvelle frontière(北極、あらたなフロンティア)』(CNRS出版)など多くの著著がある。

 

太田佐絵子(おおた・さえこ)

早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。

 

おもな訳書に、『地図で見る中国ハンドブック』『地図で見るロシアハンドブック』『地図で見るアラブ世界ハンドブック』『フィガロが選ぶパリっ子のためのおシャレにパリを楽しむ100』『パリジェンヌたちのとっておきのパリ』(いずれも原書房)などがある

 

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2020/07/15

【web shop】新商品のお知らせ『羊皮紙に眠る文字たちースラヴ言語文化入門』

【web shop】

古文書から目覚めるもう一つの「ヨーロッパ」。ロシア語などで使われるキリル文字。

この不思議で魅力的な文字の文化と言語の歴史を若きスラヴ語学者がユーモラスな文章で語ります。

 

ロシア語などでおなじみの謎めいた変な文字、キリル文字。この不思議な文字を明治大学助教授、NHKテレビ「ロシア語会話」前講師の黒田龍之助氏が平明に楽しく解説する。著者の体験を交えたユーモアあふれる文を追う中から東欧文化圏成立の壮大な史実が分かる。

そもそも文字というものは、いつ、誰が、どこで考案したか分らないのが普通だが、キリル文字は発案者が分かっている数少ない例です。この文字をめぐる物語は、一つの文化圏が生まれ育つ壮大な史実です。外国語の中でも難解とされるロシア語をこんなに魅力的に面白く解説した本は他にはないでしょう。学問的に正確なことを難しくなく伝える本書は、ロシア語やキリル文字に興味のある人ばかりでなく、欧州文化の基本を知りたいと思う人、必読の本です。各新聞書評でも絶賛されています。木村彰一賞受賞作。(登)

 

著者紹介 :

黒田龍之助(くろだ・りゅうのすけ)

1964年生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒、東京大学大学院修了。東京工業大学助教授・明治大学助教授を歴任。ロシア語・英語・言語学を担当。現在は専任を持たず且つ専攻言語のみにとらわれないという意味でのフリーランス語学教師として、執筆と講演を中心に活躍中。専門はスラヴ語学、言語学、2001-2002年度NHKテレビ「ロシア語講会話」、2008年度、2013年度NHKラジオ「まいにちロシア語」講師。

著書に『外国語の水曜日』『その他の外国語』『ロシア語の余白』『チェコ語の隙間』(以上、現代書館)、『ロシア語のかたち』『ロシア語のしくみ』『ニューエクスプレスロシア語』『もっとにぎやかな外国語の世界』『ことばはフラフラ変わる』『寄り道ふらふら外国語』『寝るまえ5分の外国語』(以上白水社)、『ウクライナ語基礎1500語』『ベラルーシ語基礎1500語』(以上、大学書林)、『はじめての言語学』『世界の言語入門』(以上、講談社新書)、『語学はやり直せる!』(角川onテーマ21)、『ぼくたちの英語』『ぼくたちの外国語学部』『初級ロシア語文法』『初級ウクライナ語文法』(以上三修社)、『その他の外国語エトセトラ』(ちくま文庫)、『大学生からの文章表現』(ちくま新書)、『外国語を学ぶための言語学の考え方』(中公新書)などがある。

 

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2020/07/13

【web shop】新商品のお知らせ『古代スラヴ語の世界史』

【web shop】新商品のお知らせ『古代スラヴ語の世界史』

為政者にとっては国民の大多数であるスラヴ人を統治するためにキリスト教という「秩序」に頼ることは有益であった。そして、そのキリスト教の典礼をスラブ人に分かるように書き表す目的で、古代スラブ語が創り出されたのだった。(中略)

この古代スラブ語の盛衰を辿る際には、ただ単に言語としての側面に限ることなく、スラブ人の国々の盛衰が直接に関わってくるのである。したがって、本書では、古代スラヴ後の成立やその移り変わりをスラヴ人やその国家の盛衰と絡めて述べてゆくことになる。(本書「はじめに」から)

 

東ヨーロッパを理解するための基礎知識

スラヴ人はどこから来てどのように自分たちの文字を獲得したのか。そしてスラヴ人の言語は歴史と共にどのように変化したのだろうか。

 

古代スラヴ語から読み解く東欧の歴史

古代スラヴ語とは、西暦9世紀の後半から11世紀末にかけて、当時のスラヴ人が文章語として用いた言葉。自分たちの言葉を教会の典礼言語として整えるためにグラゴール文字が作られ、そしてキリル文字へと変わっていった過程をたどります。さらに、スラヴの言語は、歴史と共にどのように変化していったのか。なぜ、キリル文字を使う言語とラテン文字を使う言語に分かれているのか。言葉と文字の変遷から東欧の基礎的な成り立ちが見えてきます。

 

著者紹介 :

服部文昭(はっとり・ふみあき)

1954年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。

現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

専門はスラヴ諸語に関する機能論的ならびに文献学的研究。

論文と著書

О некоторых примерах с формой прошедшего времени в Архангельском Евангелии 1092 г. In: Predrag Piper et al. (eds.) Die Welt der Slaven : Sammelbände Bd. 55, O. Sagner.

「ロシア語―英語だけではダメですか?」大木充・西山教行(編)『マルチ言語宣言:なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』(京都大学学術出版会)、教科書『セメスターのロシア語 改訂版』(共著、白水社)など。

 

 

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2020/07/12

【web shop】新商品のお知らせ『吸血鬼の花よめ』

【web shop】新商品のお知らせ『吸血鬼の花よめ』
「初めてこの土地に、ブルガリア人の祖先の古代ブルガリア人が住んだのは、七世紀のことです。九世紀の中ごろには、ブルガリアは、スラブ文字のもとになるキリル文字をつくった国として栄え、大きな影響力をもっていました。
 けれども、ブルガリアは、その後長いあいだ、ローマやトルコに支配されたので、文化の面でも他のスラブ諸国と別の道をあゆみ、独自のものをつくりました。
 民話も、そうした東西文化の接点だったブルガリアでは、さまざまな要素が混じり合って、他のヨーロッパの国々の類話とも、ひと味ちがっています。大きく分けて、民族的色彩の濃いものと、他の国々の影響をうけながらも、ブルガリア独自の民話になっていったものの、二つの流れがあります。もちろん、ブルガリアにも、グリムのドイツ民話や、アファナシエフのロシア民話と共通した筋の展開をする話は、たくさんありますが、この本には、ブルガリア民話の特色の濃い話を選びました。(訳者あとがき より)」
語り継がれた民族の願い
東西文化交流の場、ブルガリアから選りすぐりの12の昔話
 
ブルガリアはバルカン半島に位置し、古くから東西文化交流の場でした。昔話もオリエントとヨーロッパ相互の影響をうけた独自の楽しいものが多くあります。青春時代にブルガリアのソフィアに留学していた編者による選りすぐりの12話。
 
 
著者紹介 :
編・訳者 八百板洋子(やおいた・ようこ)
1946年、福島県に生まれる。1970年、ソフィア大学大学院に留学。訳詩集『ふたつの情念(こころ)』(新読書社)と本書『吸血鬼の花よめ』で、それぞれ日本翻訳文化賞を受賞。『ソフィアの白いばら』(福音館書店)では、日本エッセイスト・クラブ賞と産経児童出版文化賞を受けた。ほかに『世界のメルヘン』『世界昔ばなし〈上・下〉』(講談社)などの訳書がある。
 
画家 高森登志夫(たかもり・としお)
1947年、千葉県に生まれる。東京芸術大学油絵科卒業。1972年、同大学院修了。1974年、第18回シェル美術展一等賞。1987年、第12回日本国際美術展国立国際美術館賞などを受賞した。子どもの本に『はじてであうずかん・しょくぶつ』『野の草花』『木の本』(福音館書店)などがある。
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2020/07/11

【web shop】新商品のお知らせ『終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ 』

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「当時NATOの空爆反対の発言をヨーロッパですることは、想像を絶するバッシングを受けることを意味した。(中略)事実、ハントケは孤立していた。西側のジャーナリズムから数限りない集中砲火を浴びた。殺人鬼ミロシュビッチの手先などというレッテルを貼られー」(本文より)

報道されることのない3000人の行方不明者コソボ空爆後の六年間を渾身ルポルタージュ!

コソボ空爆後、現地で何が起きていたのか?ノーベル文学賞作家 ペーター・ハントケ(『ベルリン天使の誌』脚本家)との対話を収録!

 

1999年のNATO軍の空爆により、コソボ紛争は公式には「終結」したことになっている。しかし現地では、セルビア系の民間人が3000人規模で行方不明になるなど、空爆前とは違った形で「民族浄化」が続き、住民たちは想像を絶する人権侵害の危機にさらされている。また、空爆による劣化ウラン弾の被害は甚大で、すべての回収には100年を要するという。

本書は、空爆終了後六年間にわたって現地に通い続けた唯一のジャーナリストが、9.11やイラク戦争の開始以降ほとんど報道が途絶えてしまったセルビア・モンテネグロの現状を告発した、渾身のルポルタージュである。

 

「語り部がいなくなっては 人間は幼少時代がなくなってしまう」ー『ベルリン天使の詩』の一部

 

著者紹介 :

木村元彦(きむら・ゆきひこ)

1962年愛知県生まれ。中央大学文学部卒。ノンフィクション・ライター、ビデオ・ジャーナリスト。疾走プロダクションを経てフリーに。アジア・東欧の先住民族問題を中心に、「Number」や「PLAYBOY」などに数多くの記事を寄稿。著書に『誇りードラガン・ストイコビッチの軌跡』『悪者見参ーユーゴスラビアサッカー戦記』など。

 

 

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