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2023 / 11 / 06  07:30

【online shop】新商品のお知らせ 『さよなら妖精】』米澤穂信著

【online shop】新商品のお知らせ 『さよなら妖精】』米澤穂信著

ご好評により品切れとなっていた『さよなら妖精』が文庫版で入荷しました。

彼女との出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた

「1990年代にユーゴスラヴィアが紛争の舞台となった後は、小説の中でもそれを直接の舞台としたり、重要な背景のひとつとして取り上げる作品が生まれるようになった。こうした作品は複数がるが、ユーゴスラヴィア出身の少女をめぐるミステリー小説である米澤穂信の『さよなら妖精』(2004年)は、テーマの重さとストーリーの巧みさから話題になった」(『アイラブユーゴ1 ユーゴスラヴィア・ノスタルジー大人編』小説やマンガの中の「ユーゴスラヴィア」より)

1991年4月、雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、「哲学的意味がありますか?」そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い、出会いと祈りの物語。『犬はどこだ』の著者の代表作となった清新な力作。

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2023 / 11 / 05  07:30

【online shop】再入荷のお知らせ 『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』桑野隆、長與進編著

【online shop】再入荷のお知らせ 『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』桑野隆、長與進編著

ご好評により品切れとなっていた『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』が再入荷しました。



「いわば非西欧的ヨーロッパといってよいこの地域を言語学的に性格づけると、そこにはいくつかの共通の特徴が認められる。

 歴史的に見るならば、第一の特徴はこの地域は西欧と比較すると共通してキリスト教の受容が遅れ、このため文字の登場も遅れたことである。このことはこの地域においては文字で記述された言語資料の出現が遅かった半面、口頭伝承の伝統が強力である、というもう一つの特徴と結びついている。ロシア、ウクライナ、セルビア、ツルナゴーラ(モンテネグロ)などでは、19世紀から20世紀まで口頭で語られる民族叙事詩の伝統が存続していた。

(中略)

 例えばロシア・中欧・バルカン地域では、クリスマス・イヴあるいはこの日から公現祭までの毎晩、若者がグループを作ってクリスマス・キャロルを歌いながら家々を門付けして歩く風習が広く知られている。このとき歌われるクリスマス・キャロルの名称はスラヴ圏で共通の語形を持ち(ロシア語、ウクライナ語koljada、ベラルーシ語kaljada、ブルガリア語、セルビア語、クロアチア語、チェコ語、スロヴァキア語koleda、ポーランド語kolęda)、ルーマニア語、現代ギリシア語でも共通の呼称を持つ(colindă、κάλαντα)。これらの語は中世ラテン語で書く月の初旬を意味するcalendae(カレンダー calendarの語源)に由来し、calendaeの-en-がポーランド語では鼻母音ęで移されていることから、スラヴ語には共通スラヴ語がこの鼻母音を保持していた時代に借用された、と推定される」(はじめに より)
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2023 / 11 / 04  07:30

【online shop】再入荷のお知らせ 『ノスタルジア食堂―東欧旧社会主義国のレシピ63』イスクラ著

【online shop】再入荷のお知らせ 『ノスタルジア食堂―東欧旧社会主義国のレシピ63』イスクラ著

ご好評により品切れとなっていた『ノスタルジア食堂―東欧旧社会主義国のレシピ63』が再入荷しました。

 

所変われば、呼び名も変わる

東欧旧社会主義国では、広範囲であるにもかかわらず、ルーツを同じくする料理がいくつも存在する。呼び名は違えど、その分布の広さには驚かされる。(本文より)

東欧から中央アジアまでの旧社会主義国で食された料理を再現したレシピ本。当時の器やカトラリーなどで彩られた料理写真はさながら現地の食堂を彷彿させる。陶器の産地やかつての雰囲気を色濃く残す食堂の数々を紹介する旅のコラムも満載。

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2023 / 11 / 03  07:30

【online shop】再入荷のお知らせ 『東京まで、セルビア』高橋ブランカ著

【online shop】再入荷のお知らせ 『東京まで、セルビア』高橋ブランカ著

ご好評により品切れとなっていた『東京まで、セルビア』が再入荷しました。

 

旧ユーゴスラヴィアはセルビアの首都、ベオグラード大学日本語学科で山崎佳代子氏に(『ベオグラード日誌』66回読売文学賞)日本語を学び、来日。日本に帰化して18年。

日本語作家として日々研鑽怠りなく、満を持して登場!

 東方正教の国セルビアで、無神論者であること、男性主導の世界で女流であること、愛すこと愛されること

持ち前の明るさと民族的ユーモア精神で、人びとの悩みや秘密、死をまで描き尽くす中短篇4作

 

「私の小説に登場する人物は、たまたまセルビア人、ロシア人、日本人です。言語が違っても。感情の表し方、信じている神が違っても、中身は大して変わらない人たちです。数時間の時差で彼らを起しているのは同じ太陽で、夜は彼らの隠そうとしている秘密をやはり同じ月が見下ろしています」(著者)

美しいワンピースに惹かれ、ベオグラードの道端で偶然出会ったナターリヤとアレクサンドラ。二人の女性はやがて、アレクサンドラの息子ミハイルを介して家族になった。まったくちがう生き方、信仰のあり方。ナターリヤは信仰深いが、アレクサンドラは神を信じず、妻のいる美術家と愛人関係を持っている。そんな二人は対話を通じておたがいを認め合い、同時に悩むが、ある時家族に転機が訪れ…。

ナターリヤのウラジオストクの親友への手紙と、ナターリヤとミハイルの日記の形式をもちいてある家族のゆくえを描く中篇『選択』と、セルビア語で書かれ出版された『月の物語』(クラーリェヴォ作家クラブ賞受賞、2015年)から珠玉の連作短篇3作を収録。

 

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2023 / 11 / 02  07:30

【online shop】再入荷のお知らせ 『そこから青い闇がささやき ─ベオグラード、戦争と言葉 』山崎佳代子著

【online shop】再入荷のお知らせ

ご好評により品切れとなっていた 『そこから青い闇がささやき ─ベオグラード、戦争と言葉 』が再入荷しました。



「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる…」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事…人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。

 

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