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2020 / 08 / 31  17:28

【food&wine】セルビアのラキヤ(Srpska Rakija )について を追加しました

【blog】セルビアのラキヤについて Srbska Rakija を追加しました

 ブランデーは15世紀頃にヨーロッパの宮廷で人気を得たが、セルビアでの生産は19世紀の終わりまで行われなかった。蒸留技術は、中世にアラブ社会からオスマン帝国を経由してバルカンに伝えられた。比較的遅いはじまりであるが、セルビアのブランデーは優れた品質を有している。標高の高い山間部では、ワインに適した糖度の高いブドウが生育しないため、プラム、杏などの果実を利用したラキヤ(Rakija)と呼ばれるフルーツブランデーがつくられようになった。名称はトルコの蒸留酒ラクに由来するが、ラクとは異なる飲料に発展している。

 ラキヤは伝統料理の食前酒や、宗教儀式や冠婚葬祭の場において、“čokanjčić“と呼ばれるショットグラスでふるまわれる。セルビアでは、2,000か所の醸造所が正式登録されており、うち、約100か所が高品質のラキヤを生産している。また、民間での生産も行われている。農村世帯の生産者による販売はごく一部に限られ、多くの場合はオーク樽で熟成し、スラヴァや誕生日などの特別な機会にふるまわれる。ラキヤは長期の熟成に適し、数十年前のボトルが重要なイベントのために保存されることもまれではない。

 

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2020 / 08 / 28  14:47

【food&wine】『Srpsko Vino / セルビアワインについて』の項目を更新しました

セルビアのワインについて、気候、歴史、地質、現状などの概要を追加、更新しました。

詳細は『Srpsko Vino / セルビアワインについて』からご覧ください。

2020 / 08 / 21  14:37

【online shop】新商品のお知らせ『ソフィアの白いばら』

【web shop】新商品のお知らせ『ソフィアの白いばら』

舞台は、1970年代のブルガリア。詩を学びにソフィア大学に留学した著者が、様々な国からの留学生とともに過ごす寮生活が、東西冷戦や、当時激しさを増していたベトナム戦争に翻弄され、道半ばでの帰国になるものの、生涯の仕事となる東欧の昔話との出会いに至ります。

外国語学習の困難から、切なさに胸が痛くなる恋や、女性のややこしい友情まで。こんなに書いちゃっていいの?と心配になるような率直な語り口は、遠い国での違う時代の話しを、友人からの手紙のように感じさせてくれました。

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「白バラは、愛の花ではありません。民族の自由と尊厳を求める抵抗の花です。

 この本でわたしが書きたかったのは、若い日にブルガリアの首都ソフィアで出会った仲間たちの、われらが世代共通の、歴史の痛みでした。そのころ、アフリカは民族独立闘争のさかんな時期でした。アラブ諸国は、エジプトのナセル大統領が亡くなって足並みが乱れだし、新たな波がおしよせていました。隣国のギリシャでは、軍事政権のもとで政治活動が規制され、キプロスでは、ギリシャ系とトルコ系の住民の武力衝突がくりかえされていました。エチオピアでも、皇帝を倒す闘いに、学生まで銃を摂って立ち上がり、ベトナムでは、長く続いていた戦争が、いっそう激しくなるばかりです。

 ソフィアで出会ったわたしの友だちは、そうした国々から来た学生でしたが、国の重さを背負いながらも、みんな生き生きしていました。けれども、歴史の大きなうねりが、わたしたちの静かな生活までのみこんで、彼らは、それぞれ、自分の国と命運を共にしていきました。 社会や、国家の激動の前では、個人の生活なんて、ちっぽけなものなのだろうか。(あとがき より)」



ご注文と詳細はリンクの商品ページから

2020 / 08 / 15  14:33

【online shop】新商品のお知らせ『外国語の水曜日――学習法としての言語学入門』

【web shop】新商品のお知らせ『外国語の水曜日――学習法としての言語学入門』

英語圏でない異国の料理を専門としているせいか、お客様を含め、友人知人には「あなたはいったい何カ国語が出来るんですか?」というようなマルチリンガルが多数。しかも、キリル文字など見慣れぬ文字まで使ってる。いったい、脳みその中はどうなっているのでしょう。

日本語や英語での情報が限られるため、原語のレシピを読めるようになりたいと、わたしもセルビア/クロアチア語を学びはじめましたが、遅々として上達せず。投げ出したくなっていた折に、この本の著者、黒田龍之助氏の「羊皮紙に眠る文字たち」に出会ました。おかげで、キリル文字アレルギー脱却!読めるようになってきた。さらなる近道を求めてこの「外国語の水曜日」を手にとったところ。。。

「文法とは、料理でいえば調理法である」という魔法の言葉が!そうでした、文法はマニュアルでした。

先生ごめんなさい、そういえばわたし語学部でした。読むにつれ、ピュアだった学生時代の記憶がよみがえり。。。あるとしたら、文法こそが近道。格がわからん、とか言っている場合ではなかった。コツコツやるしかないんですよね。ちゃんと勉強します。同じような人多いのかな。第1刷11刷が保証する、やる気にさせてくれる一冊です。

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いつもこころに文法を

長い道のりだからこそ、ときには道草、外国語。各駅停車でのんびりすすむ外国語への旅。

 「水曜日とはどんな日なのか? この少し分かりにくい題名の本を手にしたみなさんは、いったい水曜日にどんな意味があるのかと疑問に思われたことだろう。その理由はこの章のとくに後半を読んでいたければすぐに分かる。 水曜日は外国語のことを考えるのにちょうどいいのかもしれない。一週間でちょうど真ん中の日。月曜日、火曜日と頑張ってきた学習も水曜日でちょっと疲れ気味。ここらで外国語の楽しさをもういちど思い出し、残りの木曜日、金曜日に備えるというのはどうだろうか? わたしは学生に会える水曜日を楽しみにしているロシア語教師である。 (第1章「二兎を追うものにとを得る?」より)

 英語ばかりが外国語じゃない!いつもこころに文法を。長い道のりだからこそ、ときには道草、外国語。各駅停車でのんびりすすむ外国語への旅。NHKテレビ「ロシア語会話」の前講師の本! 英語ばかりでなく、さまざまな外国語の学習体験記をユーモラスに解説する。涙ぐましい努力の数々と爆笑の失敗談を読むうちに、外国語を学ぶ勇気を身につけられる本。知的で愉快なロングセラー。

 

詳細とご注文はリンクの商品ページから

 

2020 / 08 / 11  14:29

【online shop】新商品のお知らせ『旅と刺繍と民族衣装 かわいい衣装を探す買いつけの記録とコーディネート』

【web shop】新商品のお知らせ『旅と刺繍と民族衣装 かわいい衣装を探す買いつけの記録とコーディネート』

世界中のどの地域でも、女性がいちばん美しいのは、民族衣装姿だと思う。

着物離れが言われて久しいけれど、外国人の友人によると、それでもまだ日本は日々の暮らしに民族衣装が息づいているそうです。こちらの「旅と刺繍と民族衣装」は、谷中で東欧民芸のショップを営まれているクリコさんの著書。

東欧の民族衣装は地域ごと虹のように少しづつ変化する様刺繍やシルエットが印象的。そのグラデーションは、料理や音楽も通じ、興味は尽きません。歴史や地理の背景を知ると、王侯貴族ではない一般の人びとの衣装の刺繍は、そもそも防寒や耐久性を高めるための糸による補強や補修だったのではないかな。日本の刺し子のように。240ページの本書には、東欧各地から集めた色とりどりの衣装が満載。気になるバルカン地方からは、ルーマニア、ブルガリア、マケドニアがとりあげられています。

幸か不幸かヨーロッパのサイズは大きすぎるので、テーブルリネンを集めるのみでおりますが(ときどき仕事で着るセルビアの民族衣装は、身長を指定して現地から取り寄せ)。同じ趣味をお持ちの方は、見飽きないこと間違いなしの一冊です。

 

 

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