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2019 / 12 / 17  18:40

【blog】毎日新聞旅行主催「美味しく学ぶニュースな国際講座 セルビア編」 を追加しました

【blog】毎日新聞旅行主催「美味しく学ぶニュースな国際講座 セルビア編」 を追加しました

12月12日㈭にセルビア大使館で開催された、毎日新聞旅行主催「美味しく学ぶニュースな国際講座 セルビア編」で料理を担当しました。

平時に特派員の常駐しない国のニュースは、何か特別な事件が起こらない限り手に入れることが難しいため、そのような国の情勢や観光情報、文化などをお国料理を通して学ぶ、というこの企画。襟を正しつつ、学びの機会として楽しみに臨みました。

国際関係に興味をお持ちの新聞読者が中心ということもあり、当日は熱気と質疑応答の濃さ、深さに多大な刺激をうけました。主催の毎日新聞旅行社様より許可を得ましたので、会の内容を掲載させていただきます。

 

以前の大使館はキッチンと大広間が壁に隔てられており、講演の様子はうかがい知ることができませんでしたが、この初夏に移転した新しい大使館では会場の端にカウンターが設けられ、料理の準備をしながら拝聴することができます。

講演では、政治、経済にはじまり、紛争や災害などでお互いが困った時の助け合いの歴史、世界遺産や名物料理まで幅広く語られ、セルビアに紛争のイメージが色濃く残るのは(どこの国や地域でも、ではありますが)、平和になるとマスコミ報道が激減したことも一因であるとの言及もありました。

質疑応答では、国際結婚夫婦の喧嘩の原因まで、硬軟おりまぜた活発な意見が交わされ、参加の皆様にとっておそらく未知の国だったセルビアに興味と感心を持たれていく熱気が伝わってきました。

「美味しく学ぶ」というタイトルそのままに、料理の説明にも熱心に耳を傾ける皆様の姿勢にうれしい驚き!平和な今だからこそ、文化のつながりや美しい手仕事、豊かな食文化などでセルビアの魅力を広めていかねば、ね。

 

続きはリンクのブログにて

2019 / 12 / 02  20:33

Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.17 開催のお知らせ

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Date: 15th. Jan 2020 (Wed) 19:30-22:00
Price:6,700 yen
Place: Colabo Cafe Shibuya,
   B1F Aoyama Dai Bldg. 2-9-10 Shibuya, Shibuya-ku, Tokyo
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会場アクセス:
渋谷区渋谷2丁目9−10 青山台ビル B1F
渋谷駅より徒歩7分。
(地図URL)https://goo.gl/maps/ pXGrciMCJs72
イタリア旅行会社(Tutta Italia・トゥッタ・イタリア)の隣、青山台ビルの 階段を地下へ降りてください。つけ麺屋の奥、通路つきあたりです。

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セルビア共和国の位置するバルカン半島は、最初で最後のヨーロッパ。
知られざる美食大国です。

『セルビアンナイト』はバルカン半島の伝統料理と土地のワインがメインのレストラン。

2015年より店舗を持たないpop-upでの営業をはじめ、旧ユーゴスラヴィア時代から現地にゆかりのあるお客様はもとより、駐在経験や、中東欧関連の学部卒者、国際結婚のご家族、料理研究家、ソムリエ、オンライン英会話を通じてセルビアを知った方、元バックパッカー、そして渡航前の情報収集目的など、さまざまな顔ぶれの皆さまにおいでいただいています。
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◆メニュー (Reservation needed / チケット制):

Rakija / ラキヤ(フルーツブランデー)
Vino / ワイン
Šopska salata / ショプスカサラータ
Riblja čorba / ドナウ川の漁師風スープ
Leskovčka mućkalica / レスコヴァツ地方の肉の煮込み
Lepinja / セルビアのピタパン
Reforma Torta / チョコレートケーキ
Domaća Kafa / トルココーヒー
など

お申し込み先:Peatixチケットサイト
イベント詳細:Facebook イベントページ

2019 / 12 / 01  22:29

【blog】Fugoによるセルビア民族音楽 を追加しました

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  11月22日㈮、24日㈰の『セルビアと日本の魂の交流』コンサートに先立ち、21日にセルビア大使館で「Fugoによるセルビア民族音楽」イベントが開催され、懇親会の料理を担当しました。Fugoはセルビア在住の竹下史子さん、アレクサンダー・ペトロヴィッチさんによるデュオ。

竹下さんによる第一部の「セルビア民族音楽・舞踊 多様性と特徴」の解説では、目からウロコがぽろぽろ。セルビアでアコーディオンは民族舞踊の伴奏という役割を持つため演奏は常に一定のリズムを刻む必要があるそうです。そのため音に表情を持たせるには強弱などによらず、譜面に表されていないトリリングで弾き手の個性を出すということです。うわぁ、バルカン音楽の超絶技巧のルーツはそこだったのか!と、長年の疑問が解けてすっきり。

 

ほかにも、♪バナナタベタイ♪と拍をとる(!)7/8拍子や、長調と短調が入り混じる曲調など、カルチャーショックを愉しみました。 

 

続きはリンクのブログにて

2019 / 11 / 30  23:08

【blog】Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.15 【特別編】Balkan Night を追加しました

【blog】Serbian Night @渋谷コラボカフェ Vol.15 【特別編】Balkan Night を追加しました

『セルビアンナイト』はバルカン半島の伝統料理と土地のワインがメインのレストランです。2015年11月より店舗を持たないpop-upでの営業を開始し、2019年11月までの4年間に延べ49回を重ねました。お客様の顔ぶれは、旧ユーゴスラヴィア時代から現地にゆかりの方をはじめ、駐在経験や、中東欧関連の学部経験者、国際結婚のご家族、元バックパッカー、料理研究家、ソムリエ、オンライン英会話を通じてセルビアを知った方、渡航前の情報収集目的など、さまざまです。

2019年9月から開催しているブルガリア料理コラボも好評で、今月第2弾も無事終了。ゲストシェフのアントニオ・アナトリエフ・アンゲロフ氏は、通称トニー。ブルガリアの都市ヴァルナ出身で、通訳、モデル、俳優、料理講師として活躍中。今回もブルガリアとセルビアの伝統料理をコラボレーションし、両国のワインとラキヤでおもてなし。ブルガリアについてのプレゼンテーションも行いました。

 

セルビアはフランスのボルドー地方、ローヌ地方とほぼ同緯度に位置し、紀元200年頃にローマ皇帝プロブスによりシルミウム(現在のスレムスカ・ミトロヴィヴァ)周辺に最初のブドウが植えられたと伝えられているそうです。ドナウ川流域の北部、ボイボディナ州がワインの名産地で白ワインが主流。いっぽう赤ワインの土着品種プロクパッツは南部フロクープリェ市に原産地がある種ということです。

 

いっぽう、ブルガリアはイタリアのトスカーナ地方やスペインのリオハ地方と同緯度に位置し、紀元前3,000年からトラキア人によるワインづくりがはじまりました。主要産地はスタラ・ザゴラ、ノヴァ・ザゴラ、メルニック、スリヴェン、そしてトニーの出身地!のヴァルナだそうです。

両国ともイスラム教の戒律によりオスマン帝国統治時代にワイン造りが衰退したものの、オスマン帝国からの自治、独立とともに復活したワイン産業は繁栄をむかえ、生産量は同書の世界ランキングでセルビアは15位、ブルガリアは22位を占めています。日本ではまだあまり知られていませんが、これから注目を浴びること間違いなし!


続きはリンクのブログにて

2019 / 11 / 17  23:31

【blog】Serbian Night 番外編「バルカンのラキヤとワインでセルビア料理を楽しむ会」 を追加しました

【blog】Serbian Night 番外編「バルカンのラキヤとワインでセルビア料理を楽しむ会」

数か月前に、いつもお世話になっている方が、いただき物のセルビア産ラキヤと、ブルガリアワインをいつどこで開けようか迷われていました。

愛用のソムリエ教本にセルビア、ブルガリアの記述はなく(10年以上前の版なので今は変わっているかもしれません)ワイン法の知識はありませんが、経験で美味しいことは知っています。「ぜひ、セルビアンナイトで!」と、立候補。快諾いただき「バルカンのラキヤとワインでセルビア料理を楽しむ会」の企画が立ち上がりました。

 

昨年出版された「ワインの世界地図-56カ国92地域のワイン産地の歴史と現在-」によると、セルビアはフランスのボルドー地方、ローヌ地方とほぼ同緯度に位置し、紀元200年頃にローマ皇帝プロブスによりシルミウム(現在のスレムスカ・ミトロヴィヴァ)周辺に最初のブドウが植えられたと伝えられているそうです。

ブルガリアはイタリアのトスカーナ地方やスペインのリオハ地方と同緯度に位置し、紀元前3,000年からトラキア人によるワインづくりがはじまりました。

両国ともイスラム教の戒律によりオスマン帝国統治時代にワイン造りが衰退したものの、オスマン帝国からの自治、独立とともに復活したワイン産業は繁栄をむかえ、生産量は同書の世界ランキングでセルビアは15位、ブルガリアは22位を占めています。

 

もう一方の主役、ラキヤはバルカン地方で主に果実などからつくられる蒸留酒。日本では隣国のクロアチア産やモンテネグロ、ブルガリア産の製品が輸入されていますが(フルーツブランデーに分類されていることもあるようです)、セルビア産はなかなか手に入りません。そのうえ、最上と言われる自家製を日本で手に入れるのは至難の業。 

今回はお客様がセルビアのグーチャ村の民宿で譲り受けられたものに加え、語学留学中の共通の友人から託されたニーシュの自家製ラキヤの2本が並びました。

なんて贅沢!

 

続きはリンクのブログにて