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2020/10/17
【online shop】新商品のお知らせ『夢遊病者たち 2 第一次世界大戦はいかにして始まったか』

――間違いなくこのテーマに関する決定版。微に入り細を穿った検証と、流麗な文章が結びついた稀有の書。圧倒的な質の高さに驚嘆と畏敬の念を禁じえない。学究の徒は銘記すべし、一級の史書(ヒストリー)は一級の物語(ストーリー)足りうる、と。(ワシントン・ポスト)
政策決定者たちは、自らの決定が戦争へと展開することを見ようとしない「夢遊病者」だった。戦争勃発のメカニズムを慄然と照らし出す、新たな歴史学の誕生。
第一次世界大戦勃発の過程をこれほど克明に描いたものはないというだけでなく、本書が大きな注目を浴びた理由は、ドイツの戦争責任を強調する従来の定説を覆したことである。イギリス、フランス、オーストリア、ロシア、そしてセルビアといった国々、それらの政治指導者たち、国内情勢と外交関係の相互影響にまで射程を拡げ、公正な立場から考察したことは、著者の稀有な手腕を示すのみならず、激しい論争を呼び起こした。論争は今も続いており、第一次世界大戦が極めて現代の問題であることを証している。
時代や状況に強く規定されながらも、そこに生きる個々の人びとこそが歴史を動かしている姿が、本書を読み終えたとき、慄然と浮かび上がるだろう。全2巻。
著訳者略歴:
クリストファー・クラーク(Christopher Clark)
1960年オーストラリア生まれ。現在、ケンブリッジ大学教授。専攻は西洋近現代史、ドイツ近現代史。著書にIron Kingdom: The Rise and Downfall of Prussia, 1600-1947など。
こんにちの近現代史研究をリードする研究者の一人である。※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
小原淳(おばら・じゅん)
1975年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。和歌山大学教育学部准教授。専攻はドイツ近現代史。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011、日本ドイツ学会学術奨励賞受賞)。訳書にJ・スタインバーグ『ビスマルク』(白水社、2013)、J・スパーパー『マルクス』(白水社、2015)、C・クラーク『夢遊病者たち』(全2巻、みすず書房、2017)。
ご注文と詳細はリンクの商品ページより
2020/10/16
【online shop】新商品のお知らせ『新・可笑しな家 Fantastic Houses 世界の奇想天外ハウス50軒』

セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナの間を流れるドリナ川。
地元の少年たちがその真ん中に浮かぶ岩を指し「あの上に基地を作ろう」と思いついたのが1968年。何度かの建て直しを経て、現在も健在です。
фото: Алберто Лојо
なぜ、こんな家をつくったの?~オモチャ箱みたいな“人間の巣”
「可笑しな家」とは、ヘンテコな家のことを指す言葉ではありません。夢と欲望を叶えたいと願うあまり、一風変わった住まいをここぞと思う風景のなかに作ってしまう・・・その純粋で一途なプロセスにこそ「可笑しさ」の本質が詰まっています。(「はじめに」より)
「こんな家があるんだ!」と目からウロコの奇想天外ハウス――世界に点在するユカイな傑作50軒を収録した『可笑しな家』の第2弾。
ご注文と詳細はリンクの商品ページから
2020/10/12
【online shop】新商品のお知らせ『私たちはみんなテスラの子供 前編』

セルビア文学界の超新星 日本初上陸!
1919年、「全宇宙を変える大発見」とともに、マックス・プランクとニコラ・テスラはベオグラードに辿り着く。セルビア秘密警察のアピス大佐は、プランク暗殺計画を阻止するため、国家の名誉と科学の将来を守るため、美しき女スパイ、アンカ・ツキチを任命する。
「ゴラン・スクローボニャ氏は、セルビア文学界においては、押しも押されぬ「大御所」であり、同国内では、村上龍氏の『昭和歌謡大全集』を翻訳し、広く知らしめた。しかしながら、スクローボニャ氏の最大の武器である、そのずば抜けた筆力と構想力は、残念ながら、日本ではまだ知られていなかった。――今日、本作が出版される以前には」(訳者・夏井徹明氏)
「 私のセルビア語の生徒さん、夏井徹明氏は数年前にベオグラードを訪れた時にテスラの名前がタイトルに入っているこの小説に興味を持ち、訳すと心に決め、一緒にやりませんか、と声をかけてくれました。セルビアを日本に近づけるチャンスだと思って引き受けることにしました。クライム・ストリーは苦手ですが、この作品は単なる《誰かが誰かを殺して、スパイだの、秘密警察だの……》の単純な話ではなくて、二人の天才的な科学者――テスラとマックス・プランク――の偉業をよく勉強した、幅広い知識を持っている作家が書いた作品です。実存のセルビアの歴史人物も小説に登場しているところも、同じセルビア人の私にとって魅力的なポントとなりました。
ベオグラードで始まり東洋に辿り着くこのストーリーはスケールの大きいものです。歴史、科学、ファッション、格闘技、人情等を書物に求める方にはうってつけの作品です。」(訳者・高橋ブランカ氏)
第一部
プロローグ
第一章 カンタレラ! カンタレラ! 1919年6月 ベオグラード
第二章 手錠、運送屋、そしてアメリカの漫画 1909年/1919年 ベオグラード
第三章 セルビア初紳士クラブ 1919年 ベオグラード
第四章 タイタニヤ号 1915年2月 イストリア半島
第五章 空っぽな人たち、終わった人たち 1915年 アドリア海、インド洋、南シナ海
第二部
第六章 彼の名が刻まれた弾丸 1919年6月 ベオグラード
第七章 十年後、四年後 1919年6月 ベオグラード
第八章 常春の拳 香港 1915~1916年
詳細とご注文はリンクの商品ページにて
2020/10/05
【blog】セルビアワイン( Srpsko Vino)について⑥参考書籍・参考サイト を追加しました

ひと月あまり没頭していたセルビアワインのブログも、おかげさまで、ようやく最終章を迎えることができました。
セルビアワインの系統立った情報が日本語で公開されていることに意味があると信じ、テキストとして売り手に必要な内容を網羅しました。インポーターや酒販店、ソムリエの皆さまが、セルビアワインに興味を抱いた際、また、仕入れや輸入を判断する際の一助となりますように。
自身はセルビアワインの専門家として、さらなる経験や詳細な情報を積み重ねていきます。誤記が見つかれば訂正し、付加すべき事項が見つかれば加筆していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
続きはリンクのブログにて
2020/10/04
【food&wine】セルビアワイン( Srpsko Vino)について⑤ワインの産地と特徴 を追加しました

セルビアでは、地理的な位置と気象条件により、国のほぼすべての地域でブドウ栽培が可能である。ワイン産地は1970年代に9つの地域と、それぞれいくつかの地区に分類されていた。2013年の原産地呼称の制定と産地の再分類により、22の地方(Rejonizacija)が定義され、2015年の改正により中央セルビア、ヴォイヴォディナ、コソヴォの3つの地域と、75地区に細分された。
ローマ皇帝プロブスによりワイン醸造の技術が伝えられた、ヴォイヴォディナ地域のスレム地方では、1700年に及ぶワインづくりが行われている。また、フィロキセラの被害を免れたスボティツァ・ホルゴス地方では、現在も古代品種が栽培されている。
中央セルビア地域には、中世ネマニッチ王朝ゆかりのトリモラヴェ地方、オブレノヴィッチ王家のブドウ畑がおかれたベオグラード地方、カラジョルジェヴィッチ王家のワインセラーが現在も守られるシュマディヤ地方がある。また、ネゴティン渓谷地方に残るワイン蔵の村など、独自の文化もみられる。
以下、22のそれぞれの地域の特徴および生産品種をまとめた。また、地酒とともに郷土料理の味わいを楽しめるよう、その地方および近郊でセルビア国内の知的所有権機関に登録されている原産地呼称(Ukupno 57 domaćih oznaka geografskog porekla)、各地の郷土料理、日本で入手可能な銘柄なども併記した。
続きはリンクのブログにて