food&wine/料理とお酒

【 Srpsko Vino / セルビアのワイン用ブドウ品種】

Neoplanta(ネオプランタ)《セルビアの交配品種》

スメデレヴカ(Smederevka)×トラミナック(Traminac)の交配種。

果実は中型の楕円形で黄緑色。高品質の白ワインを生む。

【主な産地】

スレム地方テレチカ地方バチカ地方

Otelo(オテロ)《中央ヨーロッパの土着品種》

テーブルワインやジュース、ワインの生産に使用される白ブドウ品種。カビ、黒腐病、およびフィロキセラに耐性を示し、台木としても使用される。

皮がむけやすく運搬に適さないため、小規模な生産者が限られた地域でのみの販売を行っている。

Panonia(パノニア)《セルビアの交配品種》

ライン・リースリング×土着品種の交配種。

果実は小粒でマ丸く、緑が買った黄色。マイルドな風味の白ワイン。

【主な産地】

バチカ地方

Petra(ペトラ)《セルビアの交配品種》

クンバラ(Kunbarat)×ピノ・ノワールの交配種。冬の低気温への耐性を導入することを目的として1991年に承認された。

糖度が高く、非常にはっきりとした上質なマスカットの香りを持つ。収穫期は9月中旬。ワインは高品質で調和のとれた味わいの、やや甘口の白。

Plemenka(プレメンカ)《中央ヨーロッパの土着品種》

テーブルワイン用の歴史ある品種。

【主な産地】

スレム地方ュマディヤ地方

 

Plovdina(プロヴディナ)《中央ヨーロッパの土着品種》

【別名】

=リシチーナ(Lisicina)=スランカメンカ(Slankamenka)

バルカン半島全体(マケドニア、アルバニア、トルコ、ルーマニア、ギリシャ、ブルガリアで見られる古代のバルカン品種である。ブルガリアではパミッド(Pamid)とも呼ばれている。セルビアでは、レッドスランカメンカとも呼ばれ、フルシュカ・ゴーラの有名な場所、スランカメンカに由来している。「大きな狐」(リシチーナ)という別名も持つ。収穫期は9月中旬。アルコール度数と酸味が低いため他の品種ブレンドされることが多い。ロゼや赤ワインに用にプロクパッツと同じ畑で植えられていた歴史がある。 

【主な産地】

スレムニーシュヴラニェ

Portugizer(ポルトゥギーザー)《中央ヨーロッパの土着品種》

【別名】

=ポルトゥギザック(Portugizac)=ブラウ・ポルトギーザー(Blauer Portugieser)

かつては、オーストリアの大使であった男爵フォンフリースが18世紀にポルトガルから中央ヨーロッパの地域にもたらしたと考えられていた。DNAの研究により、中央ヨーロッパに由来し、かつてオーストリア・ハンガリー帝国全体で一般的であったという説が有力である。ヴォイヴォディナ地域では、20世紀初頭に最も多く見られた黒の品種の1つ。果実は中粒で、丸みを帯びた濃い青。包皮は薄い。収穫時期は9月初旬。

ワインは、淡色のライトボディのワインを生産することで定評がある。収穫時期が早いため、その年の初飲み用の、香りのよい酸味と果実味が豊かでやわらかなワインが作られる。セルビアでは伝統的に「スヴァトヴァック(svatovac)」と呼ばれ、若い消費者向けである(スヴァット(svat)は結婚式の参列者という意味。結婚式やごちそうの季節が始まる秋に消費されるため)。

【主な産地】

スレム地方

 

Prokupac(プロクパッツ)《セルビアの土着品種》

【別名】=プロクプリェ(Prokuplje)=カメニチャンカ( Kameničanka)
南部のプロクプリェ(Prokuplje)原産。中世ネマニッチ王国がオスマン帝国に敗れた後も、ジュパ(Župa)に置かれていたラザール公(Lazar)のクルシェヴィツァ(Krševica)の畑で受け継がれ、「教区の王」と称されている。全盛期にはセルビア全土で栽培が行われていたが。絶滅の危機に瀕した当時は、ほとんどがジュパにあり、わずかにスメデレヴォに残されていた。近年はプロクプリェのトプリツァ(Toplica)地区での生産が盛んで、北部のヴォイヴォディナや南部にも広がりをみせている。シラー(Syrah)の別名であるとの意見もみられるが、DNA解析はまだ行われていない。

ワインは淡い色中程度のガーネット色。ブラックチェリーやレッドチェリー、ブラックベリー、プラム、スパイス、ペッパー、タバコ、または森の土の香りが含まれる。また、ハイビスカスの花の香りがすることもある。濃色のロゼが主流であったが、近年は単一品種での赤ワインの生産や、ボルドー・タイプなどの国際品種とのブレンドなど、熟成による効果など、品種の可能性をさぐる動きがみられる。

【主な産地】
ポツェリナ・ヴァリェヴォ地方ニャジェヴァッツ地方ネゴティン渓谷シュマディヤ地方プリカ川流域地方リモラヴェ地方ベオグラード地方ムラヴァ川流域地方ニーシュ地方ニシャヴァ川流域地方レスコヴァツ地方、チャチャク・クラリェヴォ地方コソヴォ地域

Probus(プロブス)《セルビアの交配品種》

スレムスキ・カルロヴツィの研究所で1983年に承認された、スカダルカ(Skadarka)×カベルネ・ソーヴィニヨンの交配種。

紀元3世紀にフルシュカ・ゴーラのブドウ栽培を回復させた、ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・プロブス(Marcus Aurelius Probus 紀元276-282)にちなんで名付けられた。
心地よい香りでコクがありリッチで調和のとれた味わい。豊かな酸味の高品質な赤ワインを生む。

【主な産地】

テレチカ地方バチカ地方

Rkaciteli(ルカチテリ)《中央ヨーロッパの土着品種》

【別名】

=ラカチテリ(Rkatziteli)ククラ(Kukura)=トポレク(Topolek)=ブダスリ(Budasuri)

紀元前3000年にさかのぼるジョージア原産の古い品種。、総酸含有量が非常に高く、白ワインの製造、ブレンド(酸のないワインとの)、およびワイン留出物の製造に使用される。名前の由来はジョージア語の「赤い木」より。主に東ヨーロッパの国々で栽培されている。

Rajnski Riezling(ラインスキ・リースリング)《国際品種》

【別名】

=ラインリースリング(Rijn Riesling)=フルシュカ・ゴーラ・リースリング(Fruška Gora Riesling)=リースリング(Riesling)

【主な産地】

スレム地方スボティツァ地方ユジュニバナト地方ゴティン渓谷レスコヴァツ地方オグラード地方シュマディヤ地方テレチカ地方バチカ地方

ドイツ、フランス(アルザス)および世界各地

Riesling Italico(リースリング・イタリコ)《中央ヨーロッパの土着品種》

【別名】

=ウェルシュリースリング(Welschriesling)=グラシェヴィナ(Graševina)=グラシャック(Grašac)=ラスキ・リースリング(Laški Rizling)=イタリアン・リースリング・ブーヴィエ("Italian" Riesling bouvier)

旧ハプスブルグ帝国圏内の中央ヨーロッパで多く生産されている。果実は肉厚な小粒でしっかりとした黄緑色。 収穫時期は9月下旬。ワインは緑がかった黄色で、軽くさわやかで調和のとれた味わいを持つ。

【主な産地】

ネゴティン渓谷ボティツァ地方スレム地方トリモラヴェ地方バナト地方クニャジェヴァッツ地方ジュニバナト地方ニーシュ地方、ニシャヴァ川流域地方レスコヴァツ地方オグラード地方テレチカ地方バチカ地方

Šardone(シャルドネ)《国際品種》

【別名】

=シャルドネ(Chardonnay)

【主な産地】

クニャジェヴァッツ地方ネゴティン渓谷シュマディヤ地方スボティツァ地方プリカ川流域地方スレム地方トリモラヴェ地方バナト地方ユジュニバナト地方ツェリナ・ヴァリェヴォ地方ニシャヴァ川流域地方レスコヴァツ地方ヴラニェ地方チャチャク・クラリェヴォ地方ベオグラード地方

フランス(ブルゴーニュ)および世界各地

Sémillon(セミロン)《国際品種》

【主な産地】

ベオグラード地方ネゴティン渓谷シュマディヤ地方スレム地方

フランス(ボルドー)および世界各地

Sila(シーラ)《セルビアの交配品種》

1988年にスレムスキ・カルロヴィツィの研究所で承認されたケビディンカ(Kevidinka)×シャルドネの交配種。

ワインは軽く心地よい味わい。やわらかく調和の取れたシャルドネの香りを持つ有望な品種。

【主な産地】

テレチカ地方バチカ地方

Sivi Burgundac(シヴィ・ブルグンダック)《国際品種》

【別名】

=ピノ・グリ(Pinot Gris)

【主な産地】

スボティツァ地方トプリカ川流域地方レム地方トリモラヴェ地方ムラヴァ川流域地方バチカ地方

フランス(アルザス、サヴォワ)、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ハンガリー

Sovinjon(ソーヴィニョン)《国際品種》

【別名】

=Beli sovinjon(ベリ・ソーヴィニオン)=Sauvignon blanc(ソーヴィニョン・ブラン)

【主な産地】

クニャジェヴァッツ地方ネゴティン渓谷ュマディヤ地方スボティツァ地方トプリカ川流域地方スレム地方トリモラヴェ地方、ベオグラード地方ポツェリナ・ヴァリェヴォ地方ムラヴァ川流域地方、ニーシュ地方ニシャヴァ川流域地方ヴラニェ地方スボティツァ地方ポティシェ地方バチカ地方

フランス(ボルドー、ロワイヤル)および世界各地

Smederevka(スメデレヴカ)《セルビアの土着品種》

【別名】

=Belina(ベリーナ) =Dimjat(ディマット) =Semendra(セメンドラ) =Dartanija(ダルターニャ)

 紀元前3世紀ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・プロブス(Marcus Aurelius Probus)の治世中に、ドナウ川の右岸スメデレヴォ(Smederevo)近郊にあるモンス・アウレウス(Mons Aureus)で栽培が始まったことに因み名付けられた。最上のワインは、ベオグラード地方で生産されている。ユーゴスラビアの社会主義時代には、大規模な工業用ワイナリーで生産が行わた。よく冷やして炭酸水で薄め、なかば水代わりに飲む「シュプリッツェル(špricer)」に最適な軽い夏のワインとして人気がある。

 果実は黄緑色の大粒の楕円形で、日当たりが良い場所では琥珀色になる。収穫時期は10月。心地よい味と香りの、上質で軽くてフレッシュなワインの生産に使用される。おもにテーブルワイン用の土着品種とされ、ウェルシュリースリング(Welschriesling)とブレンドされることもある。よい年には、バニラを連想させる淡い黄色のワインとなる。近年では、品種の可能性が見直され、2008年に全米ソムリエ協会SERSAの後援の下で開催されたグランドテイスティングでは、「土着品種から作られた最高の白ワインのトロフィー」が授与された。

【主な産地】

主な産地:ベオグラード地方バナト地方ネゴティン渓谷クニャジェヴァッツ地方シュマディヤ地方ユジュニバナト地方ニシャヴァ川流域地方

Sremska Zelenika(スレムスカ・ゼレニカ)《中央ヨーロッパの土着品種》

19世紀初頭にスレム地方で栽培がはじまった。柑橘類と花の香りを持つ果実味豊かな白ワイン。

【主な産地】

スボティツァ・ホルゴス地方

Syrah(シラー)《国際品種》

【別名】

 =シラー(Sira)=シラーズ(Širaz)=シラーズ(Shiraz)

【主な産地】

シュマディヤ地方スレム地方

フランス南部、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ

Tamjanika(タミヤニカ)《セルビアの土着品種》

【別名】

=タミヤニカ・ベーラ(Tamijanika Bela)

南フランス原産のマスカットの変種で、セルビアでは500年以上前から栽培されている。熟すと数メートル先からでも感じる強い香りから、Tamijan(乳香)にちなんで名付けられた。果実は中程度の大きさで黄緑色の厚い皮を持つ。 収穫期は9月中~下旬。シナモン、ニワトコ、バジル、パイナップル、イチゴの的な香りを持つ。

【主な産地】

ゴティン渓谷スレム地方トリモラヴェ地方ヴラニェ地方

Teran(テラン)《中央ヨーロッパの土着品種》

イタリアでテラノと呼ばれ、世界で最も古いブドウの1つでレフォスコ種に属している。鉄分が豊富な粘土ベースの土壌に適し、クロアチアのイストリア半島で多く生産されている。アマロとユーカリをほのかに感じさせる、レフォスコの特徴的なブラックベリーのアロマを示し、短期間で熟成すると美しくニュアンスのあるロゼワインを作り、完全に熟成すると甘美で豊かな優しい赤ワインになる。

【主な産地】

コソヴォ地域

Traminac(トラミナック)《国際品種》

【別名】

=トラミーナ(Traminer)=ゲヴェルツトラミネル(Gewürztraminer)=トラミーナ・ロテル(Traminer roter)

【主な産地】

シュマディヤ地方スレム地方ベオグラード地方ユジュニバナト地方ポツェリナ・ヴァリェヴォ地方ムラヴァ川流域地方ポティシェ地方

フランス(アルザス)、ドイツ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ

Vranac(ヴラナッツ)《中央ヨーロッパの土着品種》

旧ユーゴスラヴィアのモンテネグロ地域原産。セルビアでは主にコソヴォで生産されている。名前は「暗い馬」という意味。果実は大きく、色が濃く、紫または濃い青の薄い皮を持つ。手摘みによる収穫は9月中旬から始まり、地域によっては10月まで続く。

 若いワインは明るい紫色の色調と、赤いベリーとフルーツの香りを持つ。1〜2年の熟成後濃いルビー色になり、シナモン、チョコレート、甘草、花、黒い果実、ハーブ、ほのかな森林香など、より複雑な香りを発する。味わいは繊細で丸みがあり、長く滑らかな仕上がりが生まれる。高品質で辛口の赤ワインの生産に使用され、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどとの相性もよい。しっかりとしたタンニンと酸味は、オーク樽とボトルの熟成に適している。

【主な栽培地】

クニャジェヴァッツ地方ニシャヴァ川流域地方、ヴラニェ地方トリモラヴェ地方ベオグラード地方シュマディヤ地方スレム地方コソヴォ地域

Začinak(ザチナック)《セルビアの土着品種》

【別名】

=クラインスク・ツルノ(Krajinsko Crno)=ネゴティンスコ・ツルノ(Negotisko Crno)=ザチナック(Zachinak)=ザチニャック(Zacinjak)=ザジナック(Zazinak)=ザデンチャイ(Zdencaj)


中央地域の東部、南部で多く生産されている。ワインは濃い紫色で 、さくらんぼ、ザクロ、ブルーベリーなどの果実やミントのフレッシュで強い香りを持ち、強いタンニンと酸のバランスがよい。色鮮やか特徴を生かし、ブレンドに使用されることが多い。

【主な産地】
ネゴティン渓谷

Žilavka(ジラヴカ)《中央ヨーロッパの土着品種》

ボスニア・ヘルツェゴビナ原産。かつては旧ユーゴスラビア全体でブレンド用に広く栽培されていた。現在は単一の品種として瓶詰めされている。

【主な産地】

シュマディヤ地方

Župljanka(ジュプリャンカ)《セルビアの交配品種》

1970年にスレムスキ・カルロヴァツの研究所で承認されたプロクパッツ×ピノ・ノワールの交配種。

果実の収穫時期は9月中旬。粒は中程度の大きさの楕円形で、緑がかった黄色の粒が茶色の斑点で覆われている。高い糖度と豊かな酸を持つ。ワインは上質で、アルコール度数は13%。淡い緑がかった黄色の爽やかでリンゴ酸を強く感じる果実味が豊かなワインとなる。

【主な産地】

スレム地方ナト地方ユジュニバナト地方バチカ地方コソヴォ地域

【Srpsko Vino / セルビアの PDO / PGIの地理的表示(oznake geografskog porekla)】

ポツェリナ・ヴァリェヴォ地方(POCERSKO-VALJEVSKI REJON)

ポツェリナ・ヴァリェヴォ(Pocerina–Valjevo)地方はベオグラードの南西にあり、ワイン産地は、サヴァ(Sava)川の南とドリナ(Drina)川の東の地域をカバーしている。この地域は、セル(Cer)山とヴラシッチ(Vlašić)山の斜面に広がり、全体がタムナヴァ(Tamnava)川、ウブ(Ub)川、コルバラ(Kolubara)川、リーグ(Ljig)川、ヤダー(Jadar)川と交差している。気候に影響を与える要因は、南側の地域を取り囲む低山スボボール(Suvobor)山とマルイェン(Maljen)および北西側のセル(Cer)山である。地形は南西から北東に向かって徐々に低下しており、ブドウ園は標高150mから310mの主に南部、南東部、東部に位置している。セル山の斜面には、北と北東の斜面にもブドウ園が存在する。最大の産地はポドゴリエ(Podgorje)である。

1.ポツェリナ(Pocerina地区

2.ポドゴリエ(Podgorje)地区

3.コルバラ・リィグ(Kolubara-Ljig地区

【主な栽培品種】

(白ブドウ)モラヴァトラミナックソーヴィニョンシャルドネ(黒ブドウ)ピノ・ノワールカベルネ・ソーヴィニョンメルロープロクパッツ

【原産地呼称】

ヴィルニチの水(Voda Vrnjci)/シロゴイノ(Sirogojno

ネゴティン渓谷地方(REJON NEGOTINSKA KRAJINA)

 ネゴティンのワイン作り(Negotinske Pivnice)は、ユネスコ(UNESCO)に登録された、セルビアの世界文化遺産のひとつである(2010/4/15)。ネゴティン・クラィナ(Negotinska-krajina)地方のネゴティン渓谷は、かつてバルカン山脈と呼ばれたスタラ・プラニナ山のふもとに位置し、一方はミロシュ・ツルニ・ヴラ(Miroč, Crni Vrh)、デリ・ヨヴァン(Deli Jovan)の山々と、反対側のドナウ川(Dunav)とティモック川(Timok)に囲まれた平地に位置している。年間を通して晴れた日が多いため、この地域は晩生品種に特に適している。なかでもセルビア国内でのカベルネ・ソーヴィニヨンの品種の最高の特性を表現する理想地域であると考えられている。また、稀少なタミヤニカ品種の黒ブドウ(Crna Tamjanika)も、この地方でのみ栽培されている。19世紀にはオーストリア・ハンガリーの領事館が置かれ、ブドウの樹の取引記録も残されている。 

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 この地方のラヤツ(Rajac)、ログリイェヴォ(Rogljevo)、スメドヴァッツ(Smedovac)にある「ピムニツェ(pimnice)」には「人々が住むのではなくワインが住んでいる」。「ラヤチケ・ピムニツェ(Rajačke pimnice)」は、18世紀の木造建築である。田舎の広大なブドウ畑の地下にセラーを作ることができなかったため、農民が切り出した石や丸太で建設した。17世紀から19世紀の建物は狭い通りに並び、貯蔵室は地下3フィートにある。地上階では、生産者が収穫と醸造の時期に生活をした。ラヤツ村近郊のティモック川の丘にあり、かつて300軒あったピムニツェのうち30軒ほどが観光名所となっている。ログリイェヴォ村にある約150軒のピムニツェは、中央の高原に続く曲がりくねった通りに並び、屋根付きの井戸が村の中心となっている。スメドヴァッツの石造りのピムニツェ(Štubičke pimnice)は、かつて400軒あったピムニツェのうち、39軒が保存されている。この地域の最大のワイン生産地域はネゴティン渓谷(Negotin)地区である。

4.クリュチ(Ključ)地区

5.ブルザ・パランカ(Brza Palanka)地区

6.ミハイロヴァツ(Mihajlovac)地区

7.ネゴティン渓谷(Negotin)地区

8.ログリィエヴォ・ラヤツ(Rogljevo-Rajac)地区

【主な栽培品種】

(白ブドウ)スメデレヴカタミヤニカリースリング・イタリコソーヴィニョンセミヨンシャルドネリースリング/(黒ブドウ)プロクパッツザチナックヴラナッツツルナ・タミヤニカバグリーナピノ・ノワールガメイカベルネ・ソーヴィニヨンムスカット・ハンブルク

【原産地呼称】

クリビヴィル(Krivi Vir)の羊/牛/山羊乳のハードチーズ(Krivovirski kačkavalj)/ホモリェの羊の塩水漬チーズ(Homoljski ovčiji sir)/ホモリェの山羊の塩水漬チーズ(Homoljski kozji sir)/ホモリェの牛の塩水漬チーズ(Homoljski kravlji sir)/スタラ・プラニナのチーズ(Staroplaninski kačkavalj)/ホモリェの蜂蜜(Homoljski med)/クラドヴォのキャビア(Kladovski kavijar ”Caviar of Kladovo”)/ドゥボカのミネラルウォーター(Mineralna voda Duboka)/ヴァリエヴォのタバコ(Valjevski duvan čvarci)/

【郷土料理】

ドナウ川のフィッシュスープ(Riblja Corba

クニャジェヴァッツ地方(KNJAŽEVAČKI REJON)

クニャジェヴァッツ(Knjaževac)地方の寒い冬と、晴れの日が多い夏この地域では、ローマ時代からブドウが栽培されていた。生産地は、ティモック(Timok)川の上流域周辺の山々に囲まれており、黒ブドウの生産が盛んである。また、地中海の品種ヴラナッツの最東端の栽培地域である。最大のワイン生産地域はザイェチャルである。

9.ボル(Bor)地区

10.ボリェヴァッツ(Boljevac)地区

11.ザイェチャル(Zaječar)地区

12.ポトルカニェ(Potrkanje)地区

【主な栽培品種】

(白ブドウ)スメデレヴカリースリング・イタリコ/(黒ブドウ)プロクパッツピノ・ノワールヴラナッツ

 

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