food&wine/料理とお酒

Kuvana Jela / 煮込み料理など

Bakalar na brodet(バカラ・ナ・ブロデット) / タラのブロデット

タラのブロデットは、セルビアのお隣クロアチアの料理。タラと野菜、オリーブを重ねてじっくり煮込みます。蓋をして火が通るまでそっと待つ調理法は日本の鍋料理とそっくり。仕上げに加えるハチミツが、あるとないでは大違いのかくし味。

Musule na Buzaru(ミュスレ・ナ・ブザル) / アドリア海スタイルのムール貝

”ムール貝のバケツ(型の鍋)蒸し”は、ベルギーのものが有名ですが、アドリア海スタイルは少々趣が異なります。

鍋にオリーブオイルをニンニクで香りづけし、ムール貝を入れたら熟したトマトの水分で蒸し上げます。鍋をゆすってトマトをからめ、少々の白ワインで仕上げ。ふりかけたパン粉が汁気を吸って、それもまた絶品。

こちらのほうが好みかも、という意見続出でした。

Pita / パイ

Pita sa Višnjama(ピタ・サ・ヴィスニャマ) / サワーチェリーパイ

『セルビアンナイト』の看板スイーツのひとつ、セルビア産モレロチェリー(和名スミミザクラ)のパイ。スミミザクラは黒海からトルコのイスターンブールにかけてが原産と考えられ、黒赤色と豊かな酸味が特徴。パイは、小麦粉と水、塩、オイルで作った生地を重ねるトルコ由来の方法。市販もされていますが(日本での商品名は「パートフィロ」)一枚づつ、むこうが透けて見えるほど薄く伸ばし何層にも重ねる伝統の技術もいまに残されています。

真っ赤なフィリングは、小ぶりで酸味の強い濃厚な味を持つサクランボに少量の砂糖と粉をまぶしただけのシンプルなレシピ。はじめて食べたとき、皮のサクサクさ、チェリーの酸味、粉糖のハーモニーに感激。男性にも女性にも、日本人にもセルビア人にも人気のデザートです。

 

材料:サワーチェリー(凍ったまま):600g、パートフィロ:6-7枚、グラニュー糖:25g+生地の間にふりかける分をお好みで、セモリナ粉:30g、植物油:50ml、炭酸水:50ml、粉糖(仕上げにふりかける分)適量
作り方は、こちらのレシピ動画でご確認ください。

Pita sa Jabukama(ピタ・サ・ヤブカマ) / アップルパイ

セルビアのアップルパイには、ビスケット生地のレーニャピタと、バターを使わない薄いフィロ生地のパイがあります。トルコのバクラバを発祥とするフィロ生地は、バルカン半島を北上し、アップルシュトゥルーデルなど中央ヨーロッパでも人気を博します。すりおろしリンゴとシナモンのシンプルなフィリングを、サクっとひと口頬張ると、思わず「むふふ」と頬がゆるみます。

Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け

イスラム教徒はアルコールを飲ず、料理に砂糖を使わないため、トルコ発祥のお菓子には、あまいシロップをしっとり浸み込ませたものが多くあります。カロリーを想像しながら「こわいこわい」と言いながらつまむのも醍醐味のうちですが、シロップに加えたレモンの魔法で、どんどんいけてしまう危険もはらみます。バクラバ(bakalava)は、ラトルク(Ratluk)と並び、禁断のお茶請け菓子のひとつです。



材料:冷凍パートフィロ6-7枚(およそ160g)、クルミ(みじん切り)150g、植物油70ml、砂糖100g、レモン果汁大さじ2、水150ml、バニラエッセンス

パートフィロを前日に冷蔵庫に移し、解凍しておく。オーブンを180℃に予熱する。四角い型にハケで油を塗る。フィロを型の大きさにあわせて切る。型に3枚のフィロを敷き、油を塗り、クルミを大さじ1〜2量広げる。すべてのシートが使用されるまでそれを繰り返す。最後のシートの上に油を塗る。よく切れるナイフで4cm角の正方形にバクラバをカットする。オーブンに入れ、表面に焼き色がつくまで約40分間加熱する。その間にシロップを調理する。鍋に水と砂糖を入れて沸騰させ、レモン果汁を追加する。バニラエッセンス小さじ1杯を加えて冷ます。バクラバが焼きあがったら冷たいシロップ(または冷たいバクラバに熱いシロップ)を注ぎ、完全に吸わせる。
※パートフィロは春巻きの皮も代用できますが、その場合は味があまりついていないものを選んでくださいね。

 

 

Burek(ブレク) / うず巻きパイ

オスマン帝国時代からつくられるようになったブレク(トルコ語では börek)は、バルカン半島でも人気の軽食です。小麦粉の生地を、文字が透けてみえるほど皮膚のようにうすーく均一に伸ばし、具を巻き込んで細く長いパイにします。その成型はとぐろを巻いて渦巻き状、折りたたんで蛇腹状など、バリエーションがみられます。

熟練者のつくる生地は、1枚が1m四方以上になり、直径30cmほどの渦巻きとなります。生地を4分割して15cm弱のものを4つ試作すると現地では1人分サイズ、日本では4食検討でしょうか。セルビアではチーズ、肉、チーズと肉、の3種類が主流で、本場サラエボはポテト、ほうれん草、チーズ、肉、チーズと肉、卵など種類が豊富ということです。

 

Gibanica(ギバニツァ) / チーズパイ

Gibanica(ギバニツァ)は、セルビア/クロアチア語の動詞で、折りたたむ、または曲がりくねった方法で移動することを意味する"gibati"を語源とするチーズパイです。セルビア語の言語学者ヴーク・カラジッチ(Vuk Stefanović Karadžić)が1818年に記した文献にもその記述がみられます。トルコ発祥の、バルカン半島で最も有名で人気があるパイの1つで、セルビアでは、クリスマス、イースター、スラヴァなどの伝統的なお祝いの席やレストランの定番料理です。また、ヨーグルトを添えて日常の朝ごはんや軽食としても人気です。
日本に来て一番恋しくなったのが"ギバニツァ"と在日セルビア人から聞いたこともあります。それぞれ違ったレシピで教わった回数も2度3度という人気料理。独身男性が自炊するということからも、私的イメージはセルビアの「お好み焼き」です。
材料は、フィロ(ギリシャ語で「葉」の意味)と呼ばれる小麦粉、水、そして少量の油でつくるパリパリの皮とフレッシュチーズ、卵、牛乳など。複雑な断面は手ぬぐいのように、くしゅくしゅに丸めたフィロから生まれます。日本人の想像の域を超える製法ですが、やってみれば拍子抜けするほどシンプル。頬っぺたのみならず、目から鱗も落ちる料理です。

Suva Pita sa Orasima(スヴァ・ピタ・サ・オラシマ) / 胡桃のパイ

料理名を直訳すると「乾いた胡桃のパイ」。焼き立てにシロップを浸み込ませ、「湿った」バクラバ’(Baklava)に対し、「乾いた」という表現になっていると思われます。

胡桃はバルカン半島エリアで人気の食材で、お菓子の生地にパウダー練りこんだり、ホールのままトッピングにしたり、陰に日向に大活躍。こちらのパイでは主役をはっています。

甘いペーストにした胡桃を何層かにフィロに挟んで巻き巻き。ボリューム感がレモン風味で中和され、ペロリといけてしまうキケンな逸品です。

Lenja Pita(レーニャ・ピタ) / なまけもののパイ

セルビア語で「なまけもののパイ」という意味の”レーニャ・ピタ”は、その名のとおりとても手軽につくれます。タルト生地に挟むリンゴはすりおろすだけ。少し手をかけたバージョンでは、フライパンでさっと火を通すくらい。あとは挟んで焼くだけ。

それだけでも美味しいけれど、アンズジャムや胡桃、スライスアーモンドを加えると魅力がさらにアップ!気が付くともう一切れに手が伸びる。そんなお菓子です。

Kiš sa sirom i spanaćem(キシュ・サ・シロミ・イ・スパナチェム) / チーズとほうれん草のキッシュ

キッシュはフランスの郷土料理ですが、セルビア風につくるとこうなる、というレシピです。ほうれん草とチーズは、これぞセルビア!という組み合わせ。ブレクという渦巻き型のパンや、パイでも人気のフィリング。食べているとセルビアを思い出して、チケットを取りたくなる味。。。。。

Poslastice / スイーツ

Reform Torte(レフォーム・トルテ) / 改革のケーキ

"Reform Torte"は、和訳すると「改革のケーキ」という、社会主義国家の歴史が色濃く感じられる名前。クリスマスやイースター、聖人の日など、祝いごとの席に欠かせないケーキの女王です。

オリジナルレシピはとてもシンプル。スポンジには小麦粉や油を用いず卵白と砂糖、挽いたナッツのみ。クリームは卵黄とチョコレート、バターのみ。さすが農業大国の底力を感じさせる卵12個のバルカンサイズにひるみます。

日本人むけにはどのくらいサイズダウンすればいいだろうと・・・・1/3量で試作したところ6-7カットで丁度よいボリューム。トップスのチョコレートケーキをぎゅっと凝縮したような濃厚なケーキです。

Krempita(クレームピタ) / カスタードパイ

"クレームピタ"は、シュークリームとプリンのいいとこどりのお菓子です。初めて見かけたのはセルビアのパン屋さん。ショーケース並ぶ立方体のカスタードパイに目が釘付けになりました。その後、カフェテリアなどでもよく見かけました。クロアチア、スロベニアにも別名で同じパイがあり、中欧全体で愛されています。

自作するようになると、やわらかなカスタードと生クリームの層を切り分けるには、一定の大きさも必要だと納得。見た目の威圧感ありますが、卵と生クリームをしっかり泡立てているので、ふんわりやさしく、ぺろりといけます。

 

Zito(ジト) / 「ハレ」の日のウェルカムフード

コリヴァ(Koliva)とも呼ばれるジト(Zito)は、お祝いの席のウェルカムフードで、写真のように胡桃で十字に飾りをつけイコンの前に備えたり、盛り付けた皿の中央に蝋燭を立て食卓の中央に配置します。基本は炊いた麦を甘く味付けし、胡桃やアーモンドなど、ナッツの粉とあわせる場合が多いようです。カフェのデザートメニューなどで楽しまれることもあるそう。粒のままの麦が入手困難で食べる専門でしたが、成城石井で見つけたので、セルビアンナイトでお出しできるようになりました。

 

材料:ナッツ(生クルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど)150gをフードプロセッサーで挽いて粉にする。

小麦150gを水からゆで、3-4回ゆでこぼし、ゆで汁ごと一晩おく。ざるにあげ、ペーパータオルで水気をとり、フードプロセッサーで挽く。ボウルでナッツのパウダー、砂糖80gとあわせる。ガラスのボウルに盛り付け、飾り用のクルミで十字架のマークをつける。

Kolač od maline(コラチ・オド・マリネ) / ラズベリーケーキ

セルビアは世界有数のラズベリー産出国です。こちらのケーキは、2021年2月23日㉀にNHKで放送された、中村倫也さんがMCをつとめる料理番組「今日、うちでなに食べる? 世界のぽっかぽか料理編」で、ムチュカリッツァ(豚肉のパプリカ煮込み)とともに紹介されました。
レシピは番組の撮影秘話とともに My Serbia さんがサイトで公開されています。

Kolač Sa Makom(コラチ・サ・マコム) / ケシの実ケーキ

ずしっと思いケシの実がぎっしりのケーキはセルビアのローカルフード。友人が現地の友達の自宅でご馳走になった思い出の料理です。ぜひまた食べたいとのリクエストにより、レシピを探して再現しました。

セルビア人の大好きな、本体はメレンゲ、トッピングが玉子の黄身とチョコレートという贅沢レシピです。

Moskva Shnit / モスクヴァ・シュニット

首都ベオグラードのランドマークのひとつにも数えられるホテル・モスクヴァの名物ケーキ。小麦粉の代わりにナッツを砕いたメレンゲのスポンジ層と、フルーツを挟んだカスタードクリームの重なりは、日本のどこにもありそうでなかった魅惑のハーモニー。

セルビアを代表する果物であり入手しやすいチェリーをふんだんに使い、ゴージャス感を生み出す高価なパイナップルと組合せて開発したそう。ん・・・その果物の価値観は日本と対照的。なりたちに異文化が感じられながらも、軽やかに国境を越える味覚の名レシピです。

Palačinke / パラチンケ

”パラチンケ”は、もちっとした食感のセルビアスタイルのパンケーキ。発祥はローマ時代の中央ヨーロッパまで遡り、「平たいケーキ」という意味のラテン語が語源。地域ごとに違う名前で呼ばれ、中央~東ヨーロッパ全域で愛される、まるで「外猫」のようなスイーツです。クリームやソース、フルーツを巻き込み、凝ったデコレーションしないのがセルビア流。2017年の「東京味わいフェスタ」で出店したときは、連日完売!「日本ではなかなか食べることができないから」と、旧ユーゴスラヴィアをはじめ、近隣諸国ゆかりのお客様が「パラチンケがある!」とブースを探して来てくださったり、複数日にわたって来店され、最後にはまとめ買いというお客様もいらっしゃいました。

 

材料(5-6枚分):卵1個、小麦粉100g、牛乳100ml、炭酸水100ml

材料をさっくり混ぜ合わせる。生地に多少ダマが残っていてもOK。フライパンに植物油をひき、お玉一杯分の生地を流しいれる。表面の泡立ちが固まり、全面が乾いたらひっくり返し、裏面にも焼き色をつける。

Kolač sa višnjama(コラチ・サ・ヴィスニャマ) / サワーチェリーケーキ

セルビアのサクランボは真っ赤に実り、爽やかな酸味が特徴です。名産のサワーチェリー(モレロチェリー)をさっくりと焼きあげたケーキです。

Makovnjača(マコヴィニャチャ) / ケシの実パン

日本では手に入りずらい黒いケシの実。セルビアでケシの実はふつうの食材で、こちらのパンも日本のあんパンのようにポビュラーです。セルビア料理にはまるきっかけとなった、2011年8月の初めてのクラスでのデザートでした。

Plazma Torta / プラズマトルタ

”プラズマトルタ”は、セルビアの国民的ビスケット”Plazma(プラズマ)を使ったケーキです。1段目はチョコレートとプラズマ、2段目はプラズマプリン、3段目は胡桃ケーキの魅惑の三重奏。

日本のお菓子で喩えると、プラズマは「マンナ」や「ビスコ」のビスケット部分が似た感じ。そのまま食べるのはもちろんのこと、粉末のものはお菓子の材料としてよく使われるそうです。

 

Sladoled od Lavande(スラドレッド・オド・ラヴァンデ) / ラベンダー・アイスクリーム

Plazma(プラズマ)はセルビアで国民的人気のビスケット。シンプルなものから全粒粉入りなど様々な種類があり、パウダー状に挽いてある製品は食材としても使われ、プラズマを使った料理を集めたレシピ本まで出版されています。こちらのラベンダー&クッキーアイスクリームは、その”Plazmastičarnica”の掲載レシピより。

セルビア産ハーブティを煮だしだラベンダーの香りと、クッキーのさくさく感、隠し味のホワイトチョコレートの甘味とコリっとした食感がクセになります。ちょっとチョコレートのような甘い香りのニュアンスがあるトルココーヒーとも好相性です。 

 

Katicin kuglof(カティチン・クグロフ) / カティツァさんのクグロフ

どうやったらこんな味になるの?と質問を受るこのクグロフ。決め手はおそらく数種類のナッツをすり鉢でつぶすことと、その組み合わせ。柑橘系のピールも数種練り込み、すこし発酵させて焼き上げます。

かつてハプスブルク帝国の一部だったドナウ川以北のスレムスキ・カルロヴィツィという町で一番伝統のある店に伝わるレシピです。その味は、イギリスのクリスマスプディングやイタリアのパネットーネを想像していただくと近いかもしれません。

 

Potica / ポティツァ

"ポティツァ"は、1991年にユーゴスラビア連邦から独立したスロベニア共和国で、クリスマスやイースター、親族の祝いの席などにつきものの伝統菓子です。胡桃とハチミツでつくられたフィリングを生地で巻き込んだ"povitica" あるいは"potica"という名の菓子が記された17世紀の文献もあるそうです。名前の由来となった菓子型はイエス・キリストの冠を象っており(右の写真はクグロフ型を使用)、正式なポティツァ型は底が平らです。

20160922_123119626.jpg

材料:(Φ19cmクグロフ型)

生地)薄力粉300g、ドライイースト7g、牛乳120ml、砂糖75g、無塩バター50g、卵黄2個分、レモンの皮(すりおろす)、バニラエッセンス

フィリング)胡桃(挽いておく)200g、牛乳(温める)50ml、はちみつ大さじ1強、ラム酒小さじ1と1/2、卵白1個分

無塩バター:20g(型に塗る用)/粉糖:適量(飾り用)

作り方:

①生地用材料のなかから小麦粉小さじ1、砂糖小さじ1、ドライイースト、牛乳大さじ2-3杯をあわせて15分ほど予備発酵させておく。型の内側にバターを塗っておく。②胡桃に牛乳とラム酒、はちみつを加えてよく混ぜる。別のボウルで卵白を泡立て、ピンと角が立つように堅く泡立ったら、ゆっくりと胡桃のペーストを加えてなめらかなフィリングにする。③大きめのボウルに生地用の材料を入れ、①をあわせてなめらかになるまでよくあわせる。④分量外の打ち粉をした台の上に生地を長方形に広げ(長い辺が型の円周になるように)、フィリングを重ねて太巻きのように巻く。輪になるようにクグロフ型におさめ入れてラップをし、縁いっぱいに膨らむまで60分程発酵させる。⑤180℃に予熱したオーブンで60分焼く。焼きあがったら型から出してひっくり返し、布をかけて冷ます。⑥室温になったら粉糖をふりかけて飾る。

Knedle(クネードレ)or Gomboce(ゴンボツェ) / プラム団子

"クネードレ"(別名ゴンボツェ)は、一見ドーナツのように見えますが、マッシュポテトで果実をくるみ、茹でて甘いパン粉をまぶしたお団子です。意表をつく調理法に腰をぬかした思い出がありますが、白玉団子に似ていなくもない。郷土菓子は万国共通だなー、と改めて感じるレシピです。

しばらく忘れ去られていましたが、近年若い世代でブームとなり、プラム以外にもさまざまな具材をくるんだ専門店もあるそうです。「あれつくらないの?美味しいのに」と、たびたび旧ユーゴ圏の友人に言われても「うーん、フレッシュなプラムや桃は日本じゃあまり手に入らないし」と、二の足をふんでいましたが、ドライフルーツのプルーンを使ってみたところ、なかなかよい出来でした。

 

Tufahije(トゥファヒェ) / ボスニア地方の焼きりんご

写真のトゥファフィエは、ボスニア地方の焼きリンゴ。芯をくりぬきレモン風味で丸ごと煮込んだリンゴに、胡桃とヘーゼルナッツを贅沢に振りかけ生クリームをトッピング。食べる前日に調理し、冷蔵庫でひと晩寝かせると、しっとりと味が馴染みます。しゃくしゃくしたリンゴ、カリっとしたナッツに、ふんわりクリームの複雑な歯ごたえと味のバランスが絶妙なデザートです。

Jabuka u sosu od šumskog voća(ヤブカ・ウ・ソス・シュモスコグ・ヴォーチャ) / 森のソースで煮こんだリンゴ

果実の甘味だけで煮込んだこのレシピは、砂糖がなかった時代のコンポート。仕上げに刻んだナッツとつくはちみつをとろり。ベオグラードで習った中世のレシピです。オリジナルは洋梨でしたが、帰国後はリンゴでよくつくります。

 

 

Rolada od oraha i čokolade / チョコレートとクルミのルーラード

Snenokle(シュネノクレ) / メレンゲとカスタードのデザート

セルビア人はメレンゲとカスタードが大好き。かなりの数のデザートにそのどちらかが使われています。”シュネノクレ”はカスタードと牛乳で茹でてマシュマロのようにしたメレンゲを層にしたデザート。チョコレートはお好みで、ということですが、あれば幸せ倍増なのでわたしはいつもプラスします。

Mirina čokoladna Torta(ミラーナ・チョコラドナ・トルタ)/ ミラさんのチョコレートケーキ

2015年のクッキングツアー中、キノコ狩りの際に差し入れにいただいたケーキがあんまり美味しかったので、その場でレシピを教わったミラさんのチョコレートケーキです。
ヨーグルトベースのココア生地をコーヒーのほろ苦さが引き締め、たっぷり塗ったチョコレートとのバランスが大人の味覚をくすぐります。

Grčki jogurt čizkejk sa Mastihom / ギリシャスタイルのヨーグルトチーズケーキ マスティハ風味

ヨーグルトやはちみつとともに、「マスティハ」で風味づけをしたさわやかなギリシャのレシピ。マスティハは、ギリシャのヒオス島南部に生息するマスティハの木(Pistacia Lentiscus Var. Chia)から採れる天然樹脂。古来から美容と健康のため、幅広い用途に展開されているそうです。美容と健康にも嬉しいお勧めスイーツです。

1 2 3 4 5 6 7