food&wine/料理とお酒

Sitni Kolaci / お菓子

Ratluk(ラトゥルク)/ ターキッシュ・ディライト

Ratluk(ラトゥルク)/ ターキッシュ・ディライト

セルビアでコーヒーといえばトルココーヒー。そして、脇に必ずと言っていいほど小さなお菓子が添えられて出てきます。そのコーヒーのお茶請けの代表的なものが、この”ラトゥルク”。発祥地のトルコでは「ロクム」と呼ばれるその語源は、アラビア語で「のどの渇きを潤す」という意味だそう。

オリエンタルな空気と歴史をまとっていはますが、口に含めば、どこか懐かしい味。そう、砂糖とナッツを澱粉で固めたその製法は、日本の「ゆべし」とほとんど同じなんです。

 

英名は「ターキッシュディライト」といい、イギリスのファンタジー小説「ナルニア国物語」では重要な役割を担っています。「ライオンと魔女」で主人公ルーシーの兄、エドマンドが冬の魔女に望みのものを尋ねられ、魔法で出されてダークサイドに堕ちたお菓子。翻訳本の初版当時日本で馴染みがなかったため「プリン」と訳されましたが、個人的には「ゆべし」と意訳してもよかった気がします(笑)

 

トルコではピスタチオやデーツ入りのものが主流のようですが、セルビアではバラやレモン風味が人気のようです。

Orasnice(オラスニツェ) / メレンゲとクルミの焼き菓子

Orasnice(オラスニツェ) / メレンゲとクルミの焼き菓子

"オラスニツェ”は、セルビア人の大好きなメレンゲ菓子。粗く刻んだ胡桃を贅沢に焼き込んでいます。

メレンゲのサクサクふんわりと、ナッツのゴツゴツした食感でコーヒーの友に最適。

日本にありそうでなさそうな、ちょっと懐かしい味のクッキーです

Bajadera / バヤデーラ

Bajadera / バヤデーラ

旧ユーゴスラヴィア地域で人気のお土産スイーツが、クラッシュ(Kraš)社のバヤデーラ。チョコレートにヘーゼルナッツとアーモンドクリームがサンドされた、クロアチア製の高級チョコレートです。

食に関しては恐るべきマメさを有するセルビアでは、ビスケットと胡桃、チョコレートを使って手作りされる祝い菓子の定番。手作りは、ひと味違い、焼かずに仕上げるため、フレッシュな香りと食感が特徴です。

 

 

vanilice / ヴァニリツェ

vanilice / ヴァニリツェ

”ヴァニリツェ”は、小さく厚みのあるクッキーを粉糖で白くコーティングして、アンズジャムを挟むのがスタンダード。クッキー生地には胡桃やアーモンドのパウダーを練り込み、ヨーロッパ各地にみられるサクサクした食感の月型のクリスマスクッキーに似ています。この可愛らしさはバルカン半島の文化ならでは、なのかもしれません。

Linzer Keksi(リンツァー・ケクシ) / リンツのビスケット

Linzer Keksi(リンツァー・ケクシ) / リンツのビスケット

中のジャムを見せるよう上段を♡、☆など様々な形でくりぬかれ、「可愛い!つくってみたい!!」とベオグラードの街角でひとめ惚れしたクッキーは、オーストリアの都市リンツが発祥。もともとは、リンツァートルテというパイの生地をクッキーの形に焼いたことがはじまりということです。色とりどりのジャムを間にはさみます。

Raffaello / ラファエッロ

Raffaello / ラファエッロ

"ラファエロ"はヨーロッパ全土で愛されているお菓子。わたしもまさか自分で作れるなんて思いもせず、輸入食材のお店で買っていましたが、セルビアやクロアチアでは手作りするそうです。

習ってみれば意外とシンプルなレシピ。ココナッツとスキムミルク、砕いたクッキーを小鍋で温めながら混ぜたのちに冷やして丸めます。
ホワイトチョコレートかと思いきや、カカオが入らないアーモンド入りのココナッツボールです。


Kourampiedes(クランピエデス) / 三日月クッキー

Kourampiedes(クランピエデス) / 三日月クッキー

ヨーロッパ各地に三日月形のクッキーでクリスマスを祝う風習がありますが、こちらは”クランビエデス”はギリシャ伝統のレシピ。

ショートブレッドのようなさくさくとした生地にアーモンドとメタクサというギリシャのリキュールをたっぷり焼きこんでいます。

Čupavci / チュパヴツィ

Čupavci / チュパヴツィ

”チュパヴツィ”はスポンジケーキをチョコレートソースに浸してココナッツをまぶしたセルビアのお菓子。スポンジを「美味しくなーれ」と、たぷたぷ浸して作るのがのが楽しい。

オーストラリア発祥のラミントンというお菓子に似ているということですが、日本のにもこういうのありますよね。駄菓子を思い起こすような、ちょっと懐かしい味がします。

1