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【online shop】新商品のお知らせ『 オスマンvs.ヨーロッパ 〈トルコの脅威〉とは何だったのか』
「この曲の名は『汝が父祖、汝が祖父』というった意味なのだが、実はこの曲の歌詞が表現しているのは、決してオスマン軍の精強さなぞではなく、トルコ民族としての誇りの感情なのである。そしてそれはイェニチェリがヨーロッパ世界を震え上がらせていた当時には存在していなかった感情である。なぜなら、イェニチェリは、本来バルカンのキリスト教徒の子弟から徴発されたものたちによって構成されていた―つまりトルコ人ではなかった―し、第2にオスマン帝国に「民族」の概念は存在していなかったからである。」(プロローグ 「トルコ行進曲」の起源 より)
ヨーロッパが「トルコの脅威」と力説するオスマン帝国は、決して「トルコ人の国家」だったわけではない。「イスラムの脅威」に対し十字軍が何度も組織されたが、オスマン帝国にはキリスト教徒もたくさんいた。宗教的寛容性と強力な中央集権体制をもち世界帝国を目指す先進国へのおそれ、その関わりこそが、「ヨーロッパ」をつくり、近代化を促したのだ。数百年にわたる多宗教・多言語・多文化の共生の地が、民族・宗教紛争の舞台になるまで。
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【online shop】新商品のお知らせ 『 オスマン帝国500年の平和』
「オスマン帝国は、現在のトルコに限定して捉えられるべきではない。オスマン帝国下では、トルコ系の人々の大半が、バルカンやアラブの人々同様、被支配民だった。あえて支配層の民族的帰属を問題にするならば、オスマン帝国は、「オスマン人」というアイディンティティを後天的に獲得した人々が支配した国としかいいようがない。「オスマン人」の集団に入っていったのは、現在いうところのセルビア人、ギリシャ人、ブルガリア人、ボシュナク人、アルバニア人、マケドニア人、トルコ人、アラブ人、クルド人、アルメニア人、コーカサス系の諸民族、クリミア・タタール人などである。少数ながらクロアチア人、ハンガリー人もいる。要は、何人が支配したかは、ここでは意味をもっていなかったのである。」(はじめに より)
講談社創業100周年記念企画として刊行された全集「興亡の世界史」の学術文庫版第一期のうちの第4冊目。イラク、シリア、そしてパレスチナと、現在も紛争のさなかにあるこの地域を理解するためにも必読の書。
14世紀の初頭、アナトリアの辺境に生まれた小国は、バルカン、アナトリア、アラブ世界、北アフリカを覆う大帝国に発展し、19世紀までの約500年にわたって、多民族と多宗教を束ね、長期の安定を実現した。この「オスマン帝国」は、一般に理解されているような「イスラム帝国」であり「トルコ人の国」だったのだろうか?メフメト2世、スレイマン1世ら強力なスルタンのもとで広大な地域を征服した後、大宰相を中心に官人たちが支配する長い時代が続き、やがて、「民族の時代」の到来により「多民族の帝国」が分裂するまでを描き、柔軟に変化した帝国の仕組みと、イスタンブルに花開いたオスマン文化に光をあてる。
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【online shop】新商品のお知らせ 『世界のサンドイッチ図鑑: 意外な組み合わせが楽しいご当地レシピ355』
「サンドイッチにはその土地の食文化が凝縮されている。サンドイッチを見れば、その土地の人たちが日常的にどんなものを食べているのかがわかってくる。サンドイッチを通して、その背景にある文化や歴史を垣間見ることもできる。逆も然りで、その土地の文化や歴史がサンドイッチに反映されているといってもいいと思う。」(はじめに より)
サンドイッチは世界でもっとも人気のある食べ物のひとつです。コンビニなどでさまざまなサンドイッチが売られていることからも分かるように、日本でも身近な存在となっています。日本では、ティー・サンドイッチ、フィンガー・サンドイッチと呼ばれる英国発祥のサンドイッチが一般的で、ほかにはハンバーガー、日本独自の焼きそばパン、カツサンド、アメリカのチェーン店のサンドイッチなどがありますが、種類の多さという点では世界に遠く及びません。本書は、日本でも市民権を得ていながら、実際にはあまりよく知られていない世界のサンドイッチを集めました。あまり日本人の口には合わなそうなもの、思いもよらないものをはさんでしまった激うまサンドイッチなど、見ているだけで楽しくなる唯一無二のサンドイッチ図鑑です。
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【food & wine】Baklava(バクラバ)/胡桃パイのシロップ漬け を追加しました
イスラム教徒はアルコールを飲ず、料理に砂糖を使わないため、トルコ発祥のお菓子には、あまいシロップをしっとり浸み込ませたものが多くあります。カロリーを想像しながら「こわいこわい」と言いながらつまむのも醍醐味のうちですが、シロップに加えたレモンの魔法で、どんどんいけてしまう危険もはらみます。バクラバ(bakalava)は、ラトルク(Ratluk)と並び、禁断のお茶請け菓子のひとつです。
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【online shop】新商品のお知らせ 『食文化・郷土料理がわかる 世界の国旗弁当: 世界220カ国・地域 料理の作り方や食材を通してお国柄を知る 』
220ヵ国・地域それぞれを代表する食材を使った「国旗」のお弁当で、世界の食文化と郷土料理を楽しく学べる一冊。
郷土料理、伝統料理、家庭料理だけでなく、時にはかわいい動物や花などのキャラクターを加えてその国らしさをお弁当箱にぎゅっと詰め込んだ、言わば世界の国旗の「キャラ弁」レシピ図鑑です。お弁当だけはでなく、一皿メニューとしても使えるレシピも掲載されています。
見た目でわかりやすいビジュアルとともに、実際に手を動かして作ってみることで、世界の多様な食文化を幅広い世代により親しみやすく理解していただくことを目指しています。各ページには日本の家庭でも作りやすいレシピに加えて、奥深い国旗や国名の意味、各国の切手に描かれたその国の食材・農業などについて解説しています。
「日の丸弁当」を生んだ日本は、いわば国旗弁当の発祥国。インターネット時代のグローバル化の流れの中で"Bento"や"Kyaraben"は今や世界に誇れる日本の文化であり、食を通じた国際的な相互理解にも役立てていただけるはずです。著者は、世界の料理 総合情報ウェブサイト e-food.jp代表の青木ゆり子さん。サイトの創設20周年を記念して発表した『世界の郷土料理事典』(2020)に続き、世界各国の料理レシピ、食文化を紹介する、集大成本の第二弾です。
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