food&wine/料理とお酒

Pita / パイ

Baklava(バクラヴァ)/胡桃パイのシロップ漬け

15-19世紀にかけ、オスマン帝国領であったセルビアでは、中東系のお菓子も好まれています。イスラム教徒はアルコールを飲ず、料理に砂糖を使わないため、オスマン帝国発祥のお菓子には、あまいシロップをしっとり浸み込ませたものが多くあります。カロリーを想像しながら「こわいこわい」と、つまむのも醍醐味のうち。シロップに加えたレモンの魔法で、どんどんいけてしまう危険もはらみます。バクラバ(bakalava)は、ラトルク(Ratluk)と並び、禁断のお茶請け菓子のひとつです。

 

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【レシピ】

 材料(18cm×18cmの型で16個):

フィロ生地(冷凍):6-7枚(およそ160g)、 クルミ(みじん切り):150g、植物油:70ml

シロップ

砂糖:100g、レモン果汁:大さじ2、水:150ml、バニラエッセンス

作り方:

1. フィロ生地を前日に冷蔵庫に移し、解凍しておく。

2. 四角い型にハケで油を塗る。

3. フィロを18cm角に切る。

4. 型に3枚のフィロを敷き、油を塗り、クルミを大さじ1〜2量広げる。すべてのシートが使用されるまでそれを繰り返す。最後のシートの上に油を塗る。

5. よく切れるナイフで4cm角の正方形にバクラバをカットする。

6. 180℃に予熱したオーブンで、表面に焼き色がつくまで約40分間加熱する。

7. その間にシロップを調理する。鍋に水と砂糖を入れて沸騰させ、レモン果汁を追加する。バニラエッセンス小さじ1杯を加えて冷ます。

8. 焼きあがったら冷たいシロップ(または冷たいバクラバに熱いシロップ)を注ぎ、完全に吸わせる。

※フィロ生地は、国内では「パートフィロ」の商品名で流通し、通販でも購入可能。