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【online shop】新商品のお知らせ『ほしをもったひめ』
ずっと探していたセルビアの昔ばなしが、なんと、福音館書店の美しい絵本で見つかりました。
求婚者が羊に変えられてしまうというのが、セルビアっぽい。
「このお話との出会いは、もう、だいぶ前になります。 1995年の5月、スロベニアのブレッド湖畔で国際ペンクラブの作家会議が開かれ、参加しました。スロベニアが、旧ユーゴスラビアから独立して間もないころでした。会議が終わった後も、わたしは昔話を採録しようと、滞在をのばし、あちらこちらに足を運んでいました。そのとき、首都リュブリャナの小さな本屋で、このお話と出会ったのです。 本屋には美しい装丁の本がたくさん並んでいました。その中に、ざらざらした紙に、ただ文字を印刷して綴じただけの古びた本があり、思わず手にとって読みました。それは、セルビア語版のもので、ユーゴスラビアの、さまざまな民族の昔話が載っていました。『ほしをもったひめ』は、この本に収録されていたものです。 このお話には、自然や平和を大切に思う、この地域の人々の心があらわれているように感じ、胸があつくなりました。 わたしは、日本の子どもたちにこの絵本といっしょに、遠いセルビアの豊かな文化の香りもとどけたいと願いました。あなたも、カリーナひめの世界へつながる扉をあけてみてください。」
(福音館書店「あのねメール通信」2014年7月2日 Vol.167『ほしをもったひめ』との出会い 八百板洋子 より)
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【online shop】新商品のお知らせ「国立新美術館『ミュシャ展』公式カタログ」
最高傑作《スラヴ叙事詩》チェコ国外世界初公開
国立新美術館「ミュシャ展」公式カタログ
アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、モラヴィア(現在のチェコ共和国)に生まれ、27歳でパリに渡って活躍しました。
その後、50歳で故郷に戻ったミュシャが、それまでのスタイルと大きく異なる手法で、丹念な取材と故郷への強い想いに基づいて後半生を賭けて描いたのが、《スラヴ叙事詩》です。
1911年、ムハ(ミュシャ)はプラハ近郊のズビロフ城にアトリエを借り、晩年の約16年間を捧げた壮大なプロジェクト《スラヴ叙事詩》に取り組みます。古代から近代に至るスラヴ民族の歴史が象徴的に描かれ、縦6m×横8mに及ぶ巨大な油彩絵画20点で構成されるこの壮大な連作は、ミュシャの画業の集大成とも言われ、チェコの宝として国民に愛されています。
故郷を愛し、人道主義者でもあった彼は、自由と独立を求める闘いを続ける中で、スラヴ諸国の国民をひとつにするため、チェコとスラヴ民族の歴史から主題を得た壮大な絵画の連作を創作したのです。
なかでもDOMCAの注目は「東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン」。1346年にセルビア帝国のスコピエ(現在は北マケドニアの首都)で行われた「セルビア人とギリシャ人の皇帝」ステファン・ドゥシャン戴冠式後の様子。東ローマ皇帝としての戴冠式後、民衆の祝福を受けて出かけていく際の行列の様子を描いた作品です。
1349年にドゥシャンはスラヴ法典を制定し、皇帝に対する貴族の義務、農民の貴族に対する義務を明文化した。1354年の修正を経て、法典は神聖ローマ帝国全域でスラヴ人の法律の基礎となりました。
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【online shop】新商品のお知らせ『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
【大宅壮一ノンフィクション賞受賞作】
ユーモラスに、真摯に綴られた、激動の東欧を生きた三人の女性の実話!
1960年、プラハ。小学生のマリはソビエト学校で個性的な友だちに囲まれていた。30年後、激動の東欧で音信が途絶えた三人の親友を捜し当てたマリは――。
「私にはボスニア・ムスリムという自覚はまったく欠如しているの。じぶんは、ユーゴスラビア人だと思うことはあってもね。ユーゴスラビアを愛しているというよりも愛着がある。国としてではなくて、たくさんの友人、知人、隣人がいるでしょう。その人たちと一緒に築いている日常があるでしょう。国を捨てようと思うたびに、それを捨てられないと思うの。」
(「解説・斎藤美奈子」より、ヤスミンカの言葉)
1960年、プラハ。小学生のマリはソビエト学校で個性的な友だちに囲まれていた。男の見極め方を教えてくれるギリシア人のリッツァ。嘘つきでもみなに愛されているルーマニア人のアーニャ。クラス1の優等生、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。30年後、激動する東欧で、音信の途絶えた彼女たちとようやく再会を果たしたマリは少女時代には知り得なかった真実に出会う!
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【online shop】新商品のお知らせ「地球の歩き方『中欧2019-2020』」
多彩な民族の交流が歴史と文化を織り成すエキゾチックなヨーロッパ、中欧。中世の面影を残す美しい町で時空を超える旅を楽しもう!
おとぎ話に出てくるような美しい町、中世が今なお息づく幻想的な町、キリスト教とイスラム教が並存する町、時間がゆっくりと流れるような町……。中欧の旅の魅力は、発展、繁栄、苦難、戦乱…さまざまな歴史を経てバラエティに富んだ特色ある町に出合えることです。このガイドブックであなたイチオシの町をみつけてください。
気になるセルビアには、34ページが割かれています。
ゼネラルインフォメーション/旅の基礎知識/ベオグラード/ノヴィ・サド/スポティツァ/ザイェチャル/ニシュ/中世セルビア王国の修道院群/ウジツェ
目次:
●巻頭特集
1.中欧の魅力
2.中欧を楽しむ
チェコ/ポーランド/スロヴァキア/ハンガリー/スロヴェニア/クロアチア/ボスニア・ヘルツェゴヴィナ/セルビア/モンテネグロ/マケドニア/アルバニア/コソヴォ/ルーマニア/ブルガリア
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【online shop】新商品のお知らせ『死者の百科事典』
【アンドリッチ賞受賞】そこには死んだ父の生涯のすべてが記されていた。
旅先で訪れた図書館で、世界中の無名の死者の生涯だけを記録した書物に出会い、父親の項を読みふけるという表題作をはじめ、音楽的手法、絵画的手法、映画的手法と、自在に変化するスタイルで描かれた死と愛をテーマとする、幻想的で美しい、しかも皮肉な味わいもそなえた九つの物語。アンドリッチ賞受賞作(解説:松山巌)
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