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2020/07/13

【web shop】新商品のお知らせ『古代スラヴ語の世界史』

【web shop】新商品のお知らせ『古代スラヴ語の世界史』

暗記科目としての歴史を学んで来なかったので、おおまかな流れは知っていても、ゴロあわせの年号などは、とんとよくわかりません(涙)。芸術科目と語学ばかり熱心だったので、馬鹿のひとつおぼえ記憶でにあるシェイクスピアの生没年『ヒトゴロシ…イロイロ(1564年-1616年)』以前か以後かで物事を判断しています。(ちなみに、同時代が織田信長、少し後がフェルメールとバッハ。文学史とピアノの楽譜と美術館の解説、聖書と大河ドラマでわたしの歴史感は作られている。ゆえに、若干フィクション混じっている恐れあり)

そんな脳みそにビビっときたのは、友人がFBで紹介していた本著。修道士が手書きで書き写した聖書の写本も個人的な萌えアイテムなので、同好の士がいらしたら、一緒に読みましょう。

きちんと世界史を勉強された方にも面白いのでは。

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為政者にとっては国民の大多数であるスラヴ人を統治するためにキリスト教という「秩序」に頼ることは有益であった。そして、そのキリスト教の典礼をスラブ人に分かるように書き表す目的で、古代スラブ語が創り出されたのだった。(中略)

この古代スラブ語の盛衰を辿る際には、ただ単に言語としての側面に限ることなく、スラブ人の国々の盛衰が直接に関わってくるのである。したがって、本書では、古代スラヴ後の成立やその移り変わりをスラヴ人やその国家の盛衰と絡めて述べてゆくことになる。(本書「はじめに」から)

 

東ヨーロッパを理解するための基礎知識

スラヴ人はどこから来てどのように自分たちの文字を獲得したのか。そしてスラヴ人の言語は歴史と共にどのように変化したのだろうか。

 

古代スラヴ語から読み解く東欧の歴史

古代スラヴ語とは、西暦9世紀の後半から11世紀末にかけて、当時のスラヴ人が文章語として用いた言葉。自分たちの言葉を教会の典礼言語として整えるためにグラゴール文字が作られ、そしてキリル文字へと変わっていった過程をたどります。さらに、スラヴの言語は、歴史と共にどのように変化していったのか。なぜ、キリル文字を使う言語とラテン文字を使う言語に分かれているのか。言葉と文字の変遷から東欧の基礎的な成り立ちが見えてきます。

 

著者紹介 :

服部文昭(はっとり・ふみあき)

1954年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。

現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

専門はスラヴ諸語に関する機能論的ならびに文献学的研究。

論文と著書

О некоторых примерах с формой прошедшего времени в Архангельском Евангелии 1092 г. In: Predrag Piper et al. (eds.) Die Welt der Slaven : Sammelbände Bd. 55, O. Sagner.

「ロシア語―英語だけではダメですか?」大木充・西山教行(編)『マルチ言語宣言:なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』(京都大学学術出版会)、教科書『セメスターのロシア語 改訂版』(共著、白水社)など。

 

 

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