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2023 / 11 / 06 07:30
【online shop】新商品のお知らせ 『さよなら妖精】』米澤穂信著
ご好評により品切れとなっていた『さよなら妖精』が文庫版で入荷しました。
彼女との出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた
「1990年代にユーゴスラヴィアが紛争の舞台となった後は、小説の中でもそれを直接の舞台としたり、重要な背景のひとつとして取り上げる作品が生まれるようになった。こうした作品は複数がるが、ユーゴスラヴィア出身の少女をめぐるミステリー小説である米澤穂信の『さよなら妖精』(2004年)は、テーマの重さとストーリーの巧みさから話題になった」(『アイラブユーゴ1 ユーゴスラヴィア・ノスタルジー大人編』小説やマンガの中の「ユーゴスラヴィア」より)
1991年4月、雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。彼女と過ごす、謎に満ちた日常。そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、「哲学的意味がありますか?」そして紫陽花。謎を解く鍵は記憶のなかに――。忘れ難い、出会いと祈りの物語。『犬はどこだ』の著者の代表作となった清新な力作。
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