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【blog】Serbian Night Vol.89《Burek(ほうれん草とチーズの渦巻きパイ)とPrebranac(ベイクドビーンズ)で、がっつりブランチ&ランチ》
セルビアンナイトは土曜日だけのセルビア料理店です。メニューは週替わりの完全ご予約制コースです。
ご予約の少ない日は、いらっしゃるお客様が居心地悪く感じないかな。申し訳ない気持ちでいっぱい。けれどもオープンしてみると、店主の心配をよそに、お客様はやさしい。ワンオペでの営業のため、「こんにちは」の挨拶から、メニューの説明にはじまり、カウンター越しの会話が盛り上がることもしばしば。といっても、難しい話にはなりませんが。今回も、そんな一日でした。
今回特に盛り上がったのは、夏と言えば、の「怪談」について。10年ほど前、セルビア人の友人を怖がらせようと、怪談がテーマの会に誘ったことがあります。日本語がわからない彼女のため、通訳しながら説明をして気づいた誤算が、そもそも英語にしてしまうと、あまり怖くない。さらに、物語のどの部分に恐怖を感じるかを、理詰めで問いただされ、西洋のロジックで論破されてしまいました。
常連のセルビア人女性に、その話をしたところ、彼女も同様の経験があるそうです。『番町皿屋敷』も、ただお皿を数えているだけで、別にお菊さんに殺されるわけじゃないよね。日本人にとっては「いちまーい」「にまーい」と数える声が聞こえるだけで不気味ですが。英語で「one, two, three, four, five, six.....」と、テンポよくカウントされたら・・・・・nineで止まっても。別になんともないよね。と、大爆笑。怪談は、話し手の演技力と、聞き手の怖がろうという気持ち、双方に共通した文化的背景に負うものが大きいようです。
ご来店のみなさま、いつも気にかけてくださるみなさま、ありがとうございます。セルビアンナイトは、8月の第1-3週は夏休みをいただきます。「がっつりブランチ&ランチ」は、8月27日㈯より再開し、9月は通常営業の予定です。土曜日の昼は、時にはおひとりで、時にはご友人やご家族、大切な方と、寛ぎにおいでください。
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