info/お知らせ
2021 / 07 / 10 14:10
【online shop】新商品のお知らせ 『東欧怪談集』沼野充義編
西方的形式と東方的混沌のはざまに生まれた、未体験の怪奇幻想の世界へようこそ。ポーランドの異才ポトツキ、ノーベル文学賞受賞のイディッシュ語作家シンガー、ルーマニアの宗教学者エリアーデの異色作に加え、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、セルビア、マケドニア、ロシアなど、各国の怪作や本邦初訳の作品も収録。
「自分でも東欧やロシアに何度か出かけ、現地で『怪談集』のための資料を補充する機会もあったし、また、1991年にまる1か月アメリカ合衆国に滞在したときには、ハーヴァード大学の巨大な図書館で足を棒にしてスラヴ文学関係の棚を隅から隅まで調べることもできた。ただし、そのときわかったのは、東欧に的をしぼったこの種のアンソロジーは欧米にも―少なくとも調べることのできた範囲では―まったくないということだった。(中略)
まず、ここに収められた26編の作品のうち、19編までもが、本書のために初めて訳されたものであり、しかも収録された作家の大半は、日本語に訳されること自体、今回が初めてである。その意味では、本書は文庫版とはいえ、実質的にはまったく新しいオリジナル・アンソロジーであることを強調しておきたい。(編者あとがき より)
ご注文と詳細はリンクの商品ページよりどうぞ。