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2020/10/18

【online shop】新商品のお知らせ『スポメニック-旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物』

【online shop】新商品のお知らせ『スポメニック-旧ユーゴスラヴィアの巨大建造物』

「大型の複合施設や洗練された社会主義モニュメントは、戦後、多くの共産主義国(ブルガリア、東ドイツ、ハンガリー、リトアニアなど)で作られた。しかし、ユーゴスラヴィアのプロジェクトがユニークなのは、緻密な計算、イデオロギーを形にする技術と組み合わされたスケールの大きさである。この遺産にどう対処すべきかは、今日の旧ユーゴスラヴィア諸国で議論のテーマとなっている。

 記念碑の遺産を背負わされた各国の現政権は、スポメニックの場所を「和解のツール」とするか「紛争を永遠に未解決とする断層線」とするか、判断を迫られている。この議論を一層複雑にしているのは、これら目を惹くアイコンに、最近世界が注目していることである。スポメニックの運命を決定する際には、旧ユーゴスラヴィアの魅力をアピールするという、この遺産のほとんど未開拓の経済的可能性も考慮しなければならない。

 これらのモニュメントが単に無益な過去の共産主義政治の遺物なのか、保存に値する重要な歴史的構造物なのか、将来まで長く議論が続くことだろう。いずれにせよ、そのクリエイティブな野心は認めて敬意を払うべきである。」(「INTRODUCTION」より)

 

旧ユーゴ圏に作られた、歴史を物語る記念碑のすべて

 

セルビア・クロアチア語やスロヴェニア語で「記念碑」という意味を持つ“スポメニック”。第2次世界大戦中の枢軸国軍による占領の恐怖と、占領軍から勝ち取った勝利を示すため、1960年代から1990年代にかけて制作された先駆的な抽象表現の記念碑のことである。本書では、旧ユーゴスラヴィア圏に建設されたスポメニック81点を掲載。どこか近未来的な雰囲気を醸し出すそれぞれの建築物を、歴史、建築デザインが行われた背景、そして立地に関する情報とともに知ることができる。

 

著者紹介:

ドナルド・ニービル (Donald Niebyl)

アメリカ出身の作家・研究者。記念碑に関する記録を広く残すため、3年にわたりバルカン半島を旅しながら研究を行った。

ホームページ「Spomenik Database」を立ち上げ、モニュメントに関する教育的資料を公開している。

 

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