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2020/09/25

【online shop】新商品のお知らせ『南瓜の花が咲いたとき』

【online shop】新商品のお知らせ『南瓜の花が咲いたとき』
本作品は、プロローグとエピローグとでもいうべき第1章と第24章を置き、そこに異国に移民として生きる語り手リューバの現在をとりこむ。この二つの章に縁取られ、第2~23章までは第二次大戦中ナチス・ドイツ占領下のセルビア、首都ベオグラードの下町ドゥシャノヴァッツを舞台に一九四二年あたりを基点として時の流れを順に追う。終戦、新ユーゴスラヴィアの成立、ユーゴスラヴィアがコミンフォルムから追放された一九四八年を経て、リューバが国外に出る決心をするまでの十年あまりが描かれている(解説より)首都ベオグラードの下町は無法地帯と化していた。小さな力=暴力、そして大きな力=政治、二つの力が氾濫蔓延して町の人々を押し潰し、家庭は崩壊して行く。単純で愚かで祝祭的力だけを持った怒れる若者たちに起こったことをボクシングに卓越したセンスを持つ主人公リューバが回想する。その語りは、重く悲惨な暴力、レイプ、戦争といった内容を乾いた事実として伝え、力と家族の物語を普遍的な世界文学へと昇華させた。
 
著者紹介 :
ドラゴスラヴ・ミハイロヴィッチ Dragoslav Mihailović
1930年セルビア南部のチュープリア生れ。ベオグラード大学ユーゴスラヴィア文学科卒。19歳の時思想犯として逮捕され強制収容所で8ヶ月〈再教育〉を受けたことが災して定職を得られず、様々な職場を転々としつつ作品を執筆。1967年に短篇集『フレッド、お休み』で「十月賞」を受賞。翌68年に発表した本書『南瓜の花が咲いたとき』で作家としての地位を確立した。その後専業作家となり現在に至る。本作は英・仏・独は勿論、15の言語に翻訳紹介され、邦訳は16番目の言語となる。
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