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2020/09/24

【online shop】新商品のお知らせ『バルカン・ブルース』

【online shop】新商品のお知らせ『バルカン・ブルース』

「著者ドゥラヴカ・ウグレシッチは1950年生まれで、ザグレブ大学で比較文学とロシア語、ロシア文学を学んでいる。74年から20年近くザグレブ大学文学理論研究所に所属し、現在は「亡命者」としてアムステルダムにとどまり、作家活動のかたわら、アムステルダム大学のスラブ学教室の客員講師をしている。

(中略)

本書の原題はThe Culture of Lies、つまり『嘘の文化』である。各国語訳はその意味を言葉の迫力とともに踏襲しているのだが、わたしは、それをそのまま日本語にした場合いまひとつ鮮明な印象を与えないのではないかと思った。なぜだろうか。旧ユーゴ地域のメディアの情報操作と文化的自己破壊について、彼女は本書で繰り返し書いている。しかし、戦争こそないものの、むしろ「嘘の文化」としては日本の言論のそら寒い現状はそれ以上なのではないだろうか。だからこそ、もはや「嘘の文化」という表題では十分に内容を伝えきらないと感じるのかもしれない。著者の了解を得たうえで、あえて所収されている別の論文のタイトルである『バルカン・ブルース』のほうを選んだのはそのためであった」(訳者解題 より) 

 

バルカン半島の旧ユーゴ内戦(1990-95)のさなかに綴られた、クロアチアの女性作家によるエッセイ。

国民=民族的同一性を再生する「忘却と想起のテロル」を暴く、痛切な警鐘の書。


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