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【blog】2015年9月 Golija(ゴリア山)Kajmak(カイマック)づくり体験
カイマックは牛乳を分離させて沸かしてできたクリームの膜に塩をふって数日間熟成させた、天使のような悪魔のような魅惑のフレッシュチーズです。「イギリスのクロテッドクリームに似ているけれど、その100倍美味しい」と評する友人も。
セルビアで参加した牧場のワークショップでは、放牧ジャージー牛の初乳のもので、フレッシュなものも、少し寝かせたものもどちらも絶品の忘れられない味。
このためにセルビアに行ったんだ!というカイマックづくりのワークショップについて投稿していなかったので、遅ればせながら紹介いたします。
ワークショップのために訪れたのは、ベオグラードから車で4時間ほど南下したゴリア山地にある農園。帰国後に調べてみると、緯度は青森県と同じくらい。
標高は最も高いJankov Kamenという山が 1833 mだそうです。2001年に生物圏自然保護地域として登録され、豊かな農村風景は黄金色に揺れるトウモロコシを稲穂に、積まれた麦藁をはざ掛けに置き換えれば遠野や花巻とだぶって感じられました。
出迎えてくれたのは、この農園のミカさん。見渡す限り広がる農園で、遠くに見える点が放牧している牛たち。鶏舎も平飼い。食事は外で牧草をご自由に。写真を撮りそこねましたが、養蜂の巣箱もありました。
外見はスラブ系、大和民族と違いはあるけれど、お宅を訪問すると何はともあれまず「お茶っ子」でよもやま話がはじまるのは、日本の田舎とおんなじで。
スプーン1杯のスラトコ(フルーツのコンポート)で、まずは「はじめまして」のご挨拶。
岩手ならば「がんづき」が出てくるところですが、ここはセルビア。どこへ行っても間違いなく美味しいパイが出てきます。
セルビア語で交わされる会話を、わからないながらも聞きつつケーキを頬張り、内心じりじりとしながらワークショップがはじまるのを待つ時間。
そして、お待ちかねのカイマックづくり体験。
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