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Sitni Kolaci / お菓子

Ratluk(ラトゥルク)/ ターキッシュ・ディライト

Ratluk(ラトゥルク)/ ターキッシュ・ディライト

セルビアでコーヒーといえばトルココーヒー。そして、脇に必ずと言っていいほど小さなお菓子が添えられて出てきます。そのコーヒーのお茶請けの代表的なものが、この”ラトゥルク”。発祥地のトルコでは「ロクム」と呼ばれるその語源は、アラビア語で「のどの渇きを潤す」という意味だそう。

オリエンタルな空気と歴史をまとっていはますが、口に含めば、どこか懐かしい味。そう、砂糖とナッツを澱粉で固めたその製法は、日本の「ゆべし」とほとんど同じなんです。

 

英名は「ターキッシュディライト」といい、イギリスのファンタジー小説「ナルニア国物語」では重要な役割を担っています。「ライオンと魔女」で主人公ルーシーの兄、エドマンドが冬の魔女に望みのものを尋ねられ、魔法で出されてダークサイドに堕ちたお菓子。翻訳本の初版当時日本で馴染みがなかったため「プリン」と訳されましたが、個人的には「ゆべし」と意訳してもよかった気がします(笑)

 

トルコではピスタチオやデーツ入りのものが主流のようですが、セルビアではバラやレモン風味が人気のようです。