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【 Srpsko Vino / セルビアのワイン用ブドウ品種】

Crna Tamjanika(ツルナ・タミヤニカ)《中央ヨーロッパの土着品種》

【別名】

=クラィンスク・タミヤニカ(Krajinsk Tamjanika)=ムスカット・ルザ(Muskat Ruza)=ムスカット・デ・ロゼ・ノワール(MUSCAT DES ROSES NOIR)

黒いマスカット種は世界的にも珍しく、ネゴティン地区の、わずか50haほどで栽培されている稀少な品種である。中世にこの地域で栽培されたという記録が残っているが、南フランスから19世紀のはじめにセルビア西部のネゴティン渓谷に導入されたという説もある。ほんど消滅しかけていたが、近年の土着品種のみなおしで農地が回復された。

非常に高い糖度を持ち、ワインには残糖分が残る。バラ、チェリーの豊かな香りと、特徴的なナツメグの香りが豊かな、なめらかで強い味わいの、やや甘口のワインを生み出す。すぐれた品質の赤ワインで、過去にはティトー大統領のお気に入りであったという伝説をもつ。

【主な産地】

ネゴティン渓谷