food&wine/料理とお酒
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Supe i Čorbe / スープ
Gulaš / グラーシュ

Goulash(グーラーシュ、またはグーヤーシュ)はハンガリーが発祥の肉と野菜をパプリカ風味で煮込んだ料理です。
その歴史は牛飼い料理として9世紀まで遡り、現在では中央ヨーロッパを中心に他の地域でも広く好まれています。
地域ごとにバリエーションを持ちセルビアではハンガリーに近い北部ヴォイヴォディナを中心に、牛や仔牛、豚また猪などの肉と野菜を半々の量で煮込み、パプリカとハーブで味付けで調理するのが主流です。ときにはトマトなどを隠し味に、甘めにすることもあるようです。
旧ユーゴスラヴィア全域で食され、戦火のセルビアを、食をめぐるエピソードの聞き書きでつづった山崎佳代子著『パンと野いちご』内でもたびたび登場し、ボスニア出身の元日本代表監督オシム氏の得意料理でもあるそうです。
セルビアンナイトでは、牛肉のスジや赤身など、いくつかの部位を交えてじっくり煮込んでお出ししています。
レシピ:
牛肉、タマネギ、セロリの茎、トマト、ニンニク(みじん切り)、スイートパプリカ、ローリエ、タイム、植物油、塩胡椒
野菜を食べやすい大きさに切る。
鍋に油をひき、タマネギを茶色くなるまで炒める。ニンニクを加えて軽く炒め、水を加えて煮込む。
牛肉、セロリ、ローリエ、パプリカパウダー、塩胡椒を加え、弱火で2時間以上煮込む。
火を止める前に刻んだトマトを加えて軽く煮込む。
※写真は2時間ほど経過したときのもの。加熱時間が長ければ長いほど材料が煮溶けて美味しくなる。