food&wine/料理とお酒
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Punjene Parprike(プニェネ・パプリケ) / パプリカの肉詰め

ピーマンの肉詰め料理は世界の多くの地域で見られますが、バルカン半島では熟したパプリカを用います。
Punjene Parprike(プニェネ・パプリケ)または、Punjena Parprika(プニェナ・パプリカ)と呼ばれますが、単語が"e"で終わるのが複数形、"a"で終わるのが単数形。どちらも同じく「パプリカの詰め物」という意味のセルビア/クロアチア語です。
ロールキャベツのSarmaと同様に「洋食」としては、まったく興味のなかったピーマンの肉詰め。「ふぅん、よくあるやつね」と高を括っていたら甘かった。調理をはじめてびっくり。味にまた驚いた料理です。まだ食べたことがない人は、食べたほうがいいですよ😋
まずその大きさ。パプリカは小ぶりのリンゴくらいのサイズで、ピーマンよりも大きかった。しかも縦半分ではない。種をくり抜き丸ごと一つの空洞みちみちに肉を詰め込むゴージャスさ。
パプリカが柔らかくなるまで煮込み、オーブンで余分な水分を飛ばして焼き上げると、パプリカと肉から染み出した旨味を、つなぎの米が吸いこんで、うまうま。
マッシュポテトを付け合わせに召し上がれ。
レシピ:
パプリカ、合挽肉、タマネギ、ニンニク、パプリカパウダー、塩胡椒
みじん切りにしたタマネギとニンニクを炒め、冷ましておく。米はさっと水で洗いザルにあげておく。
パプリカの種をくり抜いておく。
挽き肉にタマネギ、米、塩胡椒、パプリカパウダーをあわせ「たね」をつくり、パプリカの8分目までみっちり詰め込む。
鍋にパプリカを並べ、ひたひたに水を注ぎ、弱火で1時間ほど煮込む。ときどきパプリカを寝かせて中に水分を含ませ、肉から出る旨味を煮汁に溶かしこむ。
200℃に余熱したオーブンで20分加熱する。焦げそうであればアルミホイルで蓋をする。
※地域や家庭により詰め込む肉の種類や調理方法のバリエーションも様々で、ひたすら鍋で煮込む方法、煮込んだのちオーブンで焼く方法、最初から最後までオーブンで焼く方法もあるようです。
オーブンで焼くときに、パプリカの穴にスライスしたトマトで蓋をするのもお勧め。