food menu

Ostala Glavna Jela / 主菜

Mesni rolat / 肉のルーラード

セルビアのおもてなし料理には、うずまき状に巻き込んだり何層にも重ねて断面の美しさで魅せる技法があります。
この肉の”ルーラード”ほうれん草と卵を巻き込んだ人気のお祝い料理です。

Salate / サラダ

Ajvar / アイヴァル

"アイヴァル"はセルビアの食卓には欠かせないパプリカペースト。クラッカーに載せてオードヴルによし、パンに塗って、肉に卵に魚介に添えて、パスタに混ぜて、何にでもあうスーパースター。ヨーロッパでは「セルビアの”畑のキャビア”」とも言われているそうです。

味噌のように各家庭で保存食としてつくられていたそうですが、近年ではスーパーで瓶詰が手軽に入手できるようになり、都市部ではあまり作られなくなったそうです。


Tarator Salata / タラトル

トルコ発祥のヨーグルトにニンニク、キュウリなどを加えた前菜”ジャージュク”は、バルカン地域でも好んで食されます。

ギリシャではディルを入れるのが特徴。セルビアでは”タラトル”と呼ばれ、刻んだ胡桃が入ります。

そのほかにもヨーグルトの種類や水分量に美妙な違いが興味深い料理ですが、さっぱりとした副菜として肉にあわせるのもお勧めです。

Turšija / ピクルス

20170929_04.JPG

日本の輸入食材店で手にするアメリカや西欧のピクルスと、中東からバルカン半島にかけて食べられる”トールシ”とは少し風味が異なります。バルカンレシピは酢漬けというよりも塩漬け。ニンニクやホールスパイス、ハーブと一緒にカリフラワーやニンジン、セロリを漬け込みます。ディルの甘い香りがアクセント。

Šopska salata / ショプスカサラダ

"ショプスカサラダ"はバルカン半島全域でとてもよく食べられるサラダですが、もともとは1960年代にブルガリアの旅行キャンペーンのために考案されたレシピだとか。

焼いて皮をむいたたパプリカ、トマト、キュウリ、タマネギを角切りにし、ひまわり油とワインヴィネガー、塩胡椒で味付けをしてチーズを振りかければできあがり。地域やシチュエーションにより、レシピに若干の差がみられるそうですが、一度口にすれば人気にも納得。何度食べても飽きない味です。

Mimoza salata / ミモザサラダ

"ミモザサラダ"は、セルビアで人気のパーティーメニューです。マッシュポテト、サワークリームのソース、ハム、ピクルス、ゆで玉子、チーズと重ねていき、最後にサワークリームで蓋をして卵黄をミモザの花に見立てて飾ります。断面の美しさと層が奏でる味の変化も魅力のひとつ。毎年、春待つ時期につくりたくなるサラダです。

Ruska salata / ロシア風サラダ

"ルスカサラダ"は、セルビア語で「ロシア風のサラダ」という意味。その名の由来は、ロシア人が大好きなマヨネーズを使うことからきているのでしょうか。
サワークリームとマスタード、ピクルスの爽やかな風味で、マヨネーズが苦手なわたしもぱくぱくいける爽やかなサラダです。

Francuska salata / フランス風サラダ

セルビアのお祝いの席では、美しく盛り付けたマヨネーズベースのポテトサラダが人気です。

”フランツスカサラタ”はセルビア語で「フランス風のサラダ」という意味で、ハムが入った”ルスカサラタ(ロシア風サラダ)”に次ぐ人気で。

ハムに替わり胡桃が入っているのが特徴です。りんごを入れることもあるそうです。

サワークリームとマスタード、レモン果汁、ピクルスの爽やかな酸味が特徴です。

Zelena salata / グリーンサラダ

どのお酢と油を使うかでその料理の国籍が決まる、と聞いたことがあります。レタスとワケギ、ラディッシュにオリーブをあわせたこのサラダ。「なにこれーっ!セルビアの味がする!!どうやって再現したのー?」と、セルビアの人たちから賞賛をうけましたが、その秘密はドレッシングに使ったレモン汁とオリーブオイルです。

Paradajz salata / トマトサラダ

グリーンサラダと並んで、このトマトサラダも「どうやって味をつけたの?」と尋ねられることの多い料理です。ワインヴィネガーとオリーブオイル、塩胡椒だけの簡単な味付けですが、その勘どころはおそらくトマトの種のまわりのちゅるちゅるした部分と、水にさらさない、辛いままのタマネギからくる風味でしょうか。

Raw Apple Cider Vinegar / りんご酢

"Every best things come from Home Made" 「いいものはみんな自家製なのよねー」。
セルビアで質のよい食材を手に入れるには、どこへ買いにいけばばいいの?という質問によく聞く言葉がこれ。アイバルの名人は誰それ、ラキヤは誰それのおじさん、アップルビネガーはあの人、というふうに、それぞれの街に、それぞれのスペシャリストが居るようです。

「料理の国籍は、そのメニューに何の酢と油を使うかで決まる」とは、元同僚のシェフの言葉。セルビアのお酢はリンゴ酢かワインビネガー。「ワインビネガーは日本でも手に入るけど、リンゴ酢はちょっと違うんだよね、日本のものは。」と、在日セルビア人。


ならば自家製してみようではないか。ということで、私もリンゴ酢は自家製しています。

Poslastice / デザート

Pita sa višnjama / サワーチェリーパイ

『セルビアンナイト』の看板メニューがこの”ピタ・サ・ヴィスニャーマ”、セルビア産のオブラシンスカ種のモレロチェリーを使用したパイです。

皮はパートフィロという、小麦粉と水、塩、オイルで作った薄皮を使用。真っ赤なフィリングは、小ぶりで酸味の強い濃厚な味を持つサクランボに少量の砂糖と粉をまぶしただけのシンプルなレシピです。

 

はじめて食べたとき、皮のサクサクさ、チェリーの酸味、粉糖のハーモニーに感激。男性にも女性にも、日本人にもセルビア人にも人気のデザートです。

Apple in Forest Fruit Sauce, Serbian Medieval way / りんごのコンポートセルビア中世風

果実の甘味だけで煮込んだ"Rastoko’s Pear in Forest Fruit Sauce"は、砂糖がなかった時代の洋梨のコンポート。

仕上げに刻んだナッツとつくはちみつをとろり。ベオグラードで習った中世のレシピです。

帰国後はリンゴでよくつくります。

 

 

Makovnjača / ケシの実パン

日本では手に入りずらい黒いケシの実。

セルビアでケシの実はふつうの食材で、こちらのパンも日本のあんパンのようにポビュラーです。

わたしがセルビア料理にはまるきっかけとなった、2011年8月の初めてのクラスでのデザートでした。

Kolač sa makom / ケシの実ケーキ

ずしっと思いケシの実がぎっしりのケーキはセルビアのローカルフード。
友人が現地の友達の自宅でご馳走になった思い出の料理です。
ぜひまた食べたいとのリクエストにより、レシピを探して再現しました。

セルビア人の大好きな、本体はメレンゲ、トッピングが玉子の黄身とチョコレートという贅沢レシピです。

Moskva shnit / モスクアシニットケーキ

Reform Torte / 改革のケーキ

"Reform Torte"は、和訳すると「改革のケーキ」という名前の、クリスマスやイースター、聖人の日のお祝いなどに供されるケーキの女王です。
オリジナルは「ご冗談を・・・・」という卵12個、クイーンサイズのレシピ^^;

日本人むけにはどのくらいサイズダウンすればいいだろうと、1/3量で試作したところ6-7カットで丁度よさそうなボリューム。

材料はとてもシンプルで、スポンジには小麦粉や油を用いず卵白と砂糖、挽いたナッツのみ。クリームは卵黄とチョコレート、バターだけ。トップスのチョコレートケーキをぎゅっと凝縮したような濃厚なケーキです。

Palačinke / パラチンケ

”パラチンケ”は、もちっとした食感のセルビアのパンケーキです。その語源は平たいケーキという意味のラテン語。ローマ時代の中央ヨーロッパ発祥の、バルカン半島北部共通の人気のおやつです。

クリームやソース、フルーツで凝ったデコレーションしないのがセルビア流。クレープに見えてクレープじゃない。ホットケーキともまた違う。珍しくも懐かしくも感じる味わいをお楽しみください。

Lenja Pita / なまけもののパイ

セルビア語で「なまけもののパイ」という意味の”レーニャ・ピタ”は、その名のとおりとても手軽につくれます。

タルト生地に挟むリンゴはすりおろすだけ。少し手をかけたバージョンでは、フライパンでさっと火を通すくらい。
あとは挟んで焼くだけ。

それだけでも美味しいけれど、アンズジャムや胡桃、スライスアーモンドを加えると魅力がさらにアップ!

気が付くともう一切れに手が伸びる。そんなお菓子です。

Suva pita sa orasima / 胡桃のパイ

胡桃はセルビアで人気の食材。お菓子の生地にパウダー練りこんだり、ホールのままトッピングにしたり、陰に日向に大活躍ですが、こちらのパイでは主役をはっています。

甘いペーストにした胡桃を何層かにフィロに挟んで巻き巻き。ボリューム感がレモン風味で中和され、ペロリといけてしまうキケンな逸品です。

Plazma Torta / プラズマトルタ

”プラズマトルタ”は、セルビアの国民的ビスケット”Plazma(プラズマ)を使ったケーキです。1段目はチョコレートとプラズマ、2段目はプラズマプリン、3段目は胡桃ケーキの魅惑の三重奏。

日本のお菓子で喩えると、プラズマは「マンナ」や「ビスコ」のビスケット部分が似た感じ。そのまま食べるのはもちろんのこと、粉末のものはお菓子の材料としてよく使われるそうです。

 

Kolač sa višnjama / チェリーケーキ

セルビアのチェリーは真っ赤に実り、爽やかな酸味が特徴です。
植物でさっくり焼きあげたチェリーケーキは断面も色鮮やか。

Snenokle / メレンゲとカスタードのデザート

セルビア人はメレンゲとカスタードが大好き。かなりの数のデザートにそのどちらかが使われています。
”シュネノクレ”はカスタードと牛乳で茹でてマシュマロのようにしたメレンゲを層にしたデザート。
チョコレートはお好みで、ということですが、あれば幸せ倍増なのでわたしはいつもプラスします。

Krempita / クリームパイ

"クレームピタ"を初めて見かけたのは、セルビアのパン屋さん。
ショーケースさりげなく並んだに巨大なカスタードのパイに目が釘付け。これは絶対に美味しいものだ、と確信しましたが10cm×10cmほどのサイズに驚きました。カフェテリアなどでもよく見かける人気のデザートです。

自分でつくるようになってみると、薄いパイ、カスタード、生クリームの層を崩さずに切り分けるには一定の大きさも必要だと納得。

クロアチア、スロベニアにも別の名前で同じパイがあり、中欧ヨーロッパ全体で愛されているようです。

Potica / ポティツァ

"ポティツァ"は、1991年にユーゴスラビア連邦から独立したスロベニア共和国でクリスマスやイースター、親族の祝いの席などにつきものの伝統菓子で、名称はイエス・キリストの冠を象った素焼きの型の名に由来するそうです。胡桃とハチミツでつくられたフィリングを生地で巻き込んだ"povitica" あるいは"potica"という名の菓子が記された17世紀の文献もあるらしい。

 わたしはクグロフ型を使っていますが、正式なポティツァ型は底が平らです。

自分でもつくってみたいなー、と思われた方は、下記に英文ですがレシピがありますので挑戦してみてくださいね。

ただし、バルカンサイズとなっているので量を1/2または1/4ほどに減らしたほうが無難です。

○Blejski Otok (英語版)

Sitni Kolaci / プチデザート

Čupavci / チュパヴツィ

”チュパヴツィ”はスポンジケーキをチョコレートソースに浸してココナッツをまぶしたセルビアのお菓子。スポンジを「美味しくなーれ」と、たぷたぷ浸して作るのがのが楽しい。

オーストラリア発祥のラミントンというお菓子に似ているということですが、日本のにもこういうのありますよね。駄菓子を思い起こすような、ちょっと懐かしい味がします。

Orasnice / 胡桃のメレンゲ

"オラスニツェ”は、セルビアでとても人気のある胡桃のクッキーです。

ほとんどの場合三日月形に象られていますがセルビアンナイトでは”グランビエデス”というギリシャのクッキーが先に人気が出てしまったのでボタン型となりました。

ゴツゴツとした見かけは、粗く刻んだ胡桃。セルビア人の大好きなメレンゲをベースに、わたしはこちらも粗く砕いたクッキーとあわせて焼いたています。

メレンゲのサクサクふんわりとした食感と、ナッツとクッキーのゴツゴツが日本にありそうでなさそうな、ちょっと懐かしい味のクッキーです

vanilice / ヴァニリツェ

”ヴァニリツェ”は、「可愛い!つくってみたい!!」とセルビア旅行でひとめ惚れしたジャムサンドクッキー。

小さめで厚みのあるクッキーを粉糖で白くコーティングして、アンズジャムを挟むのがスタンダード。中のジャムを見せるよう上段を、☆など様々な形でくりぬいたものも多くみられます。

 

クッキー生地には胡桃やアーモンドのパウダーを練り込み、ヨーロッパ各地にみられるサクサクした食感の月型のクリスマスクッキーに似ています。この可愛らしさはバルカン半島の文化ならでは、なのかもしれません。

Raffaello / ラファエロ

"ラファエロ"はヨーロッパ全土で愛されているお菓子。わたしもまさか自分で作れるなんて思いもせず、輸入食材のお店で買っていましたが、セルビアやクロアチアでは手作りするそうです。

習ってみれば意外とシンプルなレシピ。ココナッツとスキムミルク、砕いたクッキーを小鍋で温めながら混ぜたのちに冷やして丸めます。
ホワイトチョコレートかと思いきや、カカオが入らないアーモンド入りのココナッツボールです。


Kourampiedes / 三日月クッキー

ヨーロッパ各地に三日月形のクッキーでクリスマスを祝う風習がありますが、こちらは”クランビエデス”はギリシャ伝統のレシピ。

ショートブレッドのようなさくさくとした生地にアーモンドとメタクサというギリシャのリキュールをたっぷり焼きこんでいます。

1 2 3