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2020/09/16
【food&wine】セルビアワイン( Srpsko Vino)について③主な栽培ブドウ品種 2.黒ブドウ を追加しました

セルビアで栽培されているワイン用ブドウの65%は白ブドウ、残りの35%が黒ブドウである。セルビアのブドウ畑もヨーロッパの他の地域と同様、フィロキセラ(19世紀にアメリカからの苗に寄生してきた、ブドウの根を食い荒らす虫)の被害により根絶の危機に瀕し、以降ほとんどの畑はアメリカ産品種の台木に接ぎ木をしたブドウに植え替えられている。
北部から中央にかけては古代に堆積した砂質土壌であり、白ブドウの栽培に適している。地理的にもハンガリーとの国境に近く、ドナウ川流域で多くみられるリースリング(過去に混同されていたのか、はたまた人気にあやかった命名か、××リースリングという別品種の呼び名も散見)、フランスから導入したマスカット系の品種が多く栽培されている。
正教会はローマ時代からの伝統を守り、赤ワインとパンを聖体としているため、黒ブドウの歴史は、白ブドウよりいっそう宗教の歴史と密接に関係している。紀元200年頃にはじまったワインづくりは、宗教や政策の影響による危機下でも修道院内で守られたため、白ブドウに比し、古代や中世からの土着品種が目立つ。
ちなみに、収穫後に絞った果汁のみを発酵させてできるものが白ワインであり、もとの果実が白ブドウであるか黒ブドウであるかは問わない。黒ブドウを皮ごと発酵させたものが赤ワイン、白ブドウを同様に皮ごと発酵させたものが、近年注目のオレンジワイン(ものすごくざっくりな説明ですが)。では、ロゼは?スパークリングは?長くなるので、それはまたの機会ということで。
続きはリンクのブログにて